第2話 ロリコン変態マゾヒストの騎士さん
かなり遅れましたがNEWーです。
「むふふ、マリア折角魔法少女になったんだ何かしねえか?」
彼は死神のシニちゃん。そして私の重要なファクターである。
「うーん。街を一つぼーんって飛ばしたい」
「え?」
提案してきたのはそっちなのになんで驚くのだろう?
「街を飛ばしてみたい」
「遂に破壊衝動が芽生えたのか!? 嬉しいな父さん」
父さんでもないし、家族でもない。
だが、今の私にとって家族と言っても過言ではない。
「いいだろう。どうするか?」
「うーん」
「マリア、シニちゃん? あいつらが、俺達の敵なのか?」
深く深呼吸すると戦闘隊形に入る。
「むむむ、ロリコンの俺に幼女を殺せるわけ無いだろおぉぉおおぉん!」
しまっ、
「おい、だれか居るのか? む、この気配は騎士だな」
死神が見透かすように木の向こうへ喋りかけた。
「ああ、如何にも」
姿を現したのは防具に身を包んだロリコン騎士だった。
「誰このおっさん」
「ぬわあああああああああああ! イケメンでルックスも良いのに何故!? よりによって幼女に・・・・・・」
ロリコン変態騎士が耳を抑えてじたばたしてると新たな気配が現れた。
この修羅場に静かに入り込んできたのは、幼女だった。
「ぬお? メルキーちゃん?」
「何してるのこんなとこで、気持ち悪い」
幼女のしていい顔ではないが敢えてスルーしよう。
「うおおおおおおお! もっと・・・・・・もっと罵ってぇ」
今この瞬間に騎士がマゾヒストに変わる瞬間であった。
そして呆れた顔でロリコン変態マゾヒストの顔面をつかみ連れ去ってしまった。
「ま!@☆う§◎!!」
今、またあおうと聞こえた気がした。
謎の寸劇が終わったところには2人の顔は死んでいた。
「ねえ、もう今日は寝ようか」
「ん、そだな」