第0話 魔法少女(?)誕生!
投稿遅れてすいません。
それなりに考えましたがこうなりました。ユルシテ
私は生まれつき体が弱く、学校にも通えずに部屋でひとりぼっち。
この国ローセンローズにはある噂があって、弱った生き物の命を死神が攫ってしまうという噂。
私は魔法少女を夢見た。
あんなにキラキラと輝いて、可愛く着飾った服を着て、でも・・・・・・私のような病弱な人間には無理な話。
私は次に、友達を作りたいと思った。
でも無理だ。
私は走ってみたいと思った。
可愛い服を着て、麦わら帽子を被って野原を楽しく。
でも無理なんだ。叶わない。
「なら死んじゃえばいいじゃない。そんなにつらいなら死ねばいい。でも、死ねない。なぜ? それは本当に死のうと思ってないから。何を期待している? 叶うはずのないことを願い、勝手に悲しんでいる。そんななら死んでしまえ」
「うるさい! うるさい!」
いくら叫んでも、体が辛くなるだけ、もうやめよう。
私が弱々しく叫ぶと、ドアが荒々しく開かれた。
そこに居たのはママだった。
「うるさい! あんたみたいなねぇ、出来損ないは喋るんじゃないよ! ったく。ああ、もっと可愛い子で病弱な子を生むんじゃなかった。お前なんか死んでしまえ!」
ママは私の頬に向かって平手打ちした。
そしてつばを顔にかけるとこっちを睨んで部屋を出て行った。
「うぇ、ぐす、痛いよぉ」
「なあ、言っただろう? 悲しむぐらいなら死ねばいい」
「嫌だ、死にたくない」
「なあ、もうそろそろ命さらっていいか?」
「駄目!」
だんだんはっきりと写ってきた死神がニヤニヤとこっちを見て言った。
「可哀想だから、チャンスだ。魔法少女にならねえか?」
「ふぇ?」
「だから、魔法少女にならねえか?」
「え、なれるの?」
「ああ、なれるさ。俺を取り込め。そうすればなれる」
「嫌だ、気持ち悪い」
「なにおう! これでも凄いんだからな」
「わかった。どうすればいいの」
「よしわかった。俺に触れながら「魔法少女に憧れたロリッ子は死神に救われた」ってな。リズムよくな!」
「え、えーと魔法少女に憧れたロリッ子は死神に救われた。これでいいの?」
「ああ、これでいい。うへへへへ、ロリッ子に入るのは久々だぜえ」
「えー」
「いや、ひくなひくな。違う奴でも、な?」
不愉快な言葉を言うと、魔法少女(?)みたいなキラキラ(?)とした光(?)が全身を包み込んだ。
そして、闇の渦から可愛らしい手足を出すと、生まれてから願い続けた可愛い服を着ていた。
「わああぁ」
うれしさのあまり声を上げると、死神が言った。
「よし、指を振ってみろ」
「えい」
なんか出た。
「なにこれ」
「名付けてばっきゅんビーム!」
出てきたのはピンクかと思いきや、黒く濁った閃光だった。
「可愛くない・・・・・・」
「つべこべ言うな! 体も強くなったんだから感謝しろ」
「で、どうするの?」
「へへへ、悪い奴(上司)を懲らしめるんだよ」
「おー」
「よーし、頑張るぞ!」
「おー」
どうでしたか?
早めに投稿できればいいなと思います。