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けしごむ

作者:

ぼくは毎日こすられる

肌を加熱し走って往復

ぼくは毎日体がなくなる

そんな役割ひきうけた

だれもしないの。ぼくがしないと。

みんなの過ち消して行く。

ぼくは進んで消して行く。

体を削って。

時には、落とされ、時には、踏まれ、時には、捨てられ

ぼくは毎日こすられる。

最後はごみ箱ホールインワン。

でもね、誰も気づいてないよ。

僕がいるから、過ちが、君の秘密が消えること。

一生、黙ってて、あげるから。僕をすり付けたぶんだけね。

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