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建国物語5
魔法の剣、ウエンリハトを手に入れたペルとオクは、遂に異形のモノ達の住処である灰色の山に辿り着きました。
異形のモノ達は兄弟の行く手を阻もうと次々と立ちはだかります。しかしペルが持つ剣から発する光を浴びた異形のモノ達は、みな力を失い動けなくなってしまいました。
ペルとオクは難なく山を登り、異形のモノ達の王である魔王がいる山頂までやってきました。
魔王は兄弟を見て笑いました。なにせ、兄弟に比べ、魔王はその何倍も大きかったのです。見下すのも当然でした。
しかしペルが光の剣を抜くと、魔王の笑いも途絶えました。剣の光を浴びた魔王も体が動かせなくなったのです。
勝利は目前でした。ペルは止めを刺そうと魔王の喉元へ剣を突きつけます。しかし魔王は泣きながら命乞いを始めました。
「この国はあなた方のものです。我々は二度と灰色の山から下りません。ですから、どうかお許しください」
ペルは魔王を許すことにしました。そして約束の証として三つの宝石が埋め込まれた黄金の冠を受け取りました。
ペルとオクは魔王の冠を持って意気揚々と街へ戻りました。
こうして、トウマ国は異形のモノの支配から解放され、人々は自由になりました。




