表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/17

理解者

全部、独りです


孤独も、畏怖も、無力も、鬱憤も


全部、独りで


ずっと独りで抱えて生きている


だからなのかな


何か、死にたくなっちゃう


この世界から静かに消えたい


出来れば痛くない形で


お気楽に安楽死したい


だけど、その分死なない理由も多少はあるから


なかなかうまく死ねない


死ねないのなら


今この場所に理解者が欲しい


私の事を全てではなくとも


私の抱える苦しみを全部受け止めてくれる人


そういう人が居て欲しい


上辺だけの同情や


本質からずれた呵責や


ただ、関わってくるだけなのは要らない


邪魔くさい


そっと、背中をさすってくれるような


そんな人が右隣に居てくれたらいいのに


いや、けど、それも鬱陶しいかもな


こんなに追い詰められているから


真実の愛を持って接してくれても


もう、心には響かないのかもしれない


本当に優しくして貰っても


私はそれすらはねのけてしてしまうのだろうか


そうか、私が真に欲しい理解者は


自分自身だ


自分で自分を認めてあげたいんだ


頑張ったなら褒めてやりたい


怒られたならドンマイと言いたい


あの人に囚われいるなら解放させてやりたい


疲れたなら休んでと言いたい


鬱っぽいなら鬱だねと返してやりたい


死にたいなら死なせてやりたい


どうして


どうして、自分を理解してあげられないの


自分に素直に向き合ないの、私は


病んでいるのに、どうして病んでいない私がいるの


何で私は私を疲れさせられないの

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ