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私は好きな男性に完全に相手にされない可哀そうな女の子!

作者: 七瀬





”私は好きな男性に完全に相手にされない可哀そうな女の子!”




俺の周りでチョロチョロしている女が居るんだが、

どうやら? 俺の事が好きみたいだ!

しかも? ”自分大好きな女なのか、自分を哀れな女だと本人が

そう想っているようだった。”




・・・しかも? その事を俺に直接、この女が言ってくるんだよ!



『”何故、私の事をあなたは好きになってくれないの?“』

『はぁ!?』

『ああ~私はなんて哀れな女なの! 好きな男性に好きになってもらえ

ないなんて! ああ~私は哀れだわ~』

『何言ってんの? 意味わかんないよ。』

『あなたは私の事を、完全に相手にしてないじゃない!』

『そりゃ~タイプじゃないし!』

『男と女がどこで恋愛感情が湧くか分からないでしょ!』

『普通、分かるだろう。』

『分からないわよ、やっぱり私は哀れな女だわ~』

『急に、一人の世界に入らないでくれる?』

『絶対に私の事を好きにさせるわ!』

『はいはい、頑張って! じゃあね。』

『絶対に私の事を好きにさせるんだから~』

『じゃあーばいばい!』

『・・・・・・』







これって? “あの子は自分が好き過ぎるだけなんじゃないの?”

俺の事なんかこの子は本当は見てないんだよ!

好きとかなんとか俺に言うけど? 本当は俺を通して自分に恋してるだけ!

だから俺に何一つ伝わらないんだ。

この子が俺の事を好きな感じが、正直イマイチ伝わってこない!



・・・それに俺は俺で、”別に好きな女の子も居るしね。“

俺は好きになってくれる女の子より、俺が好きな女の子が良いんだ!

“追われる恋愛より追う恋愛の方がスリルがあって面白いしさ。“

もし? 俺の好きな女の子が俺の事を好きになってくれなくても、

俺がその子を好きだったんだから仕方ないと諦めもつくけど。

俺の事を好きな子と付き合って、相手の女の子にフラれたら?

絶対に俺が立ち直れないじゃないか。

ソッチが先に俺の事を好きになっといて、俺をフルのかってなるでしょ!







 *





・・・でも、あれから3ヶ月。

不思議だが、俺の事が好きだと言っていた女の子が、俺の男友達と

急に付き合出したんだ。

“はぁ!? なんで?” って俺はなったよ。

もう、あの女の子が何考えてんだか俺にはよく分からんわ~

その事を直接! あの女の子に言ったら? こんな言葉が返って来たんだ!



『私の事をあなたが好きになってくれないと一人で泣いてたら、彼が私の事を

慰めてくれて付き合っちゃった! ごめんね。』

『・・・あぁ、別にいいよ。アイツ、いい奴だし!』

『嬉しい! 今度、二人で飲みに一緒に行こうね。』

『そんなことしたら、アイツに怒られるんじゃないの?』

『彼は私を怒らないよ、そういう約束だし! 彼の方が先に私の事を

好きになったしね。』

『アイツ、弱いな~』

『彼は私の言いなりよ!』

『まあ~良かったじゃん! 仲良くやれよ。』

『”でもいつか? あなたに私の事を好きにさせるから、覚悟してて!“』

『”彼氏が居るのに、何言ってんだよ! いい加減にしろよ。』

『まだあなたの事を諦めてないわ!』

『はいはい、もういいよ、そういうのは、、、!』

『本当なんだから、信じて!』

『無理! じゃあな、アイツと仲良くしろ。』

『・・・うーん、バカ!』

『はいはい、ばいばい!』

『・・・・・・』





結局! この子は俺以外の男と付き合った!

しかも? 俺の男友達と、、、。

まあ~いいんだけど? あの子自分大好きで、俺の友達の事を

本当に好きなのかな?

それが心配だわ~

まあ、それもソッチの話だし、、、!

俺は別にいいよ、俺は自分の好きな女の子にこれから猛アタック

していこうと思ってるからさ~

俺も好きな女の子と付き合いてぇ~!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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