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静かな雨の午後

作者: 深谷 水琴

 雨の日が好きだ。

 ザーザーと降りしきる雨の音を聴きながら、ベッドサイドの明かりをつける。買ったものの、机に積まれている本を一冊手に取る。

 学校がある日は、前髪はうねり、足元は濡れて気分が下がるが、休みの日の雨というのは、家でゆっくりと過ごせて良いものだ。

 薄暗い部屋で、雨の音に包まれると、自分ひとりだけの秘密基地にいるみたいに安心する。

 雨音で満たされた部屋に、紙が擦れる音だけが響く。学校であった嫌なことを、全部忘れられる穏やかな時間。

 明日も雨だといい。

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