静かな雨の午後
掲載日:2025/02/03
雨の日が好きだ。
ザーザーと降りしきる雨の音を聴きながら、ベッドサイドの明かりをつける。買ったものの、机に積まれている本を一冊手に取る。
学校がある日は、前髪はうねり、足元は濡れて気分が下がるが、休みの日の雨というのは、家でゆっくりと過ごせて良いものだ。
薄暗い部屋で、雨の音に包まれると、自分ひとりだけの秘密基地にいるみたいに安心する。
雨音で満たされた部屋に、紙が擦れる音だけが響く。学校であった嫌なことを、全部忘れられる穏やかな時間。
明日も雨だといい。




