表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/28

不安な未来

周りを見渡すと先程までいたのに

あの男はいなくなり

今は目の前の女神様のみ

緊張で喉が乾いてゴクリと唾を飲み込む


『ふふっ、緊張して当然よねぇ』


沈黙を破り涼やかな声がこだまする


『貴方にはやっていただかなくてはならないことがあります』


「えっ?」


『貴方の魂には神の雫と言われる

 神の素が混じり合っています

 神の雫を持つものは神格を持ち

 試練を乗り越えなければ、

 死にいたります』


「なっ!そんな、神格なんて…」


『では、死ぬ覚悟はいいですか?

 選択肢はないのです

 説明を続けますね

 今の貴方の記憶を封印して、

 死神君の仕事を手伝って下さい

 期間は10年くらいかしら』


「10年!

 その間父は1人になってしまう、

 そんな事出来ません」


『あ〜それは気にしなくて大丈夫よ

 貴方の行くところは時間軸が違う世界だ から、こちらでは一日かな』


「えっ!異世界って事ですか?」


『そう言われているわね』


「今の世界には死なずに戻れますか?」


『大丈夫よ

 あっ、でも少しだけ帰ってから

 困ることがあるかもしれないわ』


「死ぬくらいなら、やってみます

 そして、帰ってきます」


『そうねその意気ね、じゃあ死神君

後はよろしくね』


『かしこまりました』


声が横から聞こえ、横を見る間もなく

思考に霞がかかり、何も考えられなくなり

意識は深い奥底に沈み、耳から聞こえた声にうながされ、女神の間をでていた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ