表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ようこそ異世界転移センターへ  作者: カイ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/725

72

「まったく。人前で『くん』づけはやめろって言ってるだろ。もう酔ってるのか?」

「ええ、もうさ、ボクたち身内みたいなもんだからいいじゃない?どうせいつかはバレることなんだし。」

ジュエル先生とリュウ先生がこんなに仲がいいとは驚いた。


「皆さん、とても仲がいいんですね。驚きました。3人でよく飲まれたりしてるんですか?」

「う~ん、そうねぇ。実はね、アタシ、一室にスカウトされたことがあって、ちょっとだけいたことがあったのよ。ジュリィちゃんとは以前から面識はあったんだけど、3人でこうして集まるようになったのは、その時からね~。」

「えええ、そうなんですか!アリィさんが一室に!!」

「そうそう。いろんな人に対応できるようにね。でもねぇ、ほら、アタシってこんなじゃない?余計なアドバイスしたくなるし、ウジウジを見てるとラリアットしたくなっちゃって。やってらんなーいって辞めちゃったの。」

― アリィさん、その筋肉でラリアットしたら、その人ただじゃ済みませんね・・・。


「え、ていうか、断ることもできるんですか?」

「いやだ、当り前じゃないの。合わない仕事して病んじゃったら本末転倒じゃない。サト、もしかして知らなかったの?」

「そういうものだと思ってたから、断る選択肢なんて思いつきませんでした・・・」

「もう、サトったら。この前も言ったけど、アンタ、もっと疑問持ちなさいよ?ま、この二人のお守りに疲れて辞めたくなったら、アタシが拾ってあげるから、いつでもいらっしゃい。」

「ホントですか?アリィさん、頼りにしてます!!」

― 退路があると思うと、気持ちがぐっと楽になる。

「えええ、サト、今さら辞めるとかダメだからね~。室長として却下します!」


「それは聞き捨てならないな。」

― あれ、どこからか声が聞こえてくる。

「へぇ・・・君の髪って見た目より細くてサラサラなんだな。」

― ん?なんだろう、私の髪の毛をひと房持って、くるくると弄んでる人がいる。

「この香り・・・あぁ、あのシャンプー使っているのか。それにこのファンデーション。」

と言いながら、私の頬を優しく触っている人は・・・どなた様でしょうか。

私にはリュウ先生に見えるんですが、実は別人だったりするのでしょうか?

驚きのあまり、固まったまま動けない私。


「君は、髪も肌も乾燥気味なんだな。アル、これじゃないヤツあっただろう?」

― アル?アルってアリィさんのこと?

アルって呼んでるの?

「リ、リュウちゃん、それはサトのお財布事情で仕方なかったのよ?」

「仕方ない?あぁ、アルは商売が仕事だったか。じゃあ、今度俺が特別に作ってやるよ。ねぇ、その代わり、君は俺になにをくれるの?」


狙った獲物は逃がさない、とでも言うように、私の頬を触ったまま、片肘をついてニヤリと笑っているリュウ先生がいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ