表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ようこそ異世界転移センターへ  作者: カイ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

78/725

68

ミーティングルームに場所を移し、アーネット先生の差し入れを広げる。

ベーグルサンドやサンドイッチ、何種類かのパスタに、一口サイズのグリルチキンなど、食べやすくボリュームのある料理が並んでいる。

さらに、お皿やフォークもわざわざ持参されたため、荷物が多かったようだ。


― うわ~、家庭的な優しいお味。

マイケル先生はこれを毎日食べているのか~、うらやましい。

そして食べやすい一口カットのお料理、こちらの負担にならないような細やかな気配りの数々・・・。

クールビューティな見た目からは想像できない・・・これが『ギャップ萌え』ってやつなんだろうな~。


帰り際、「ミサトさん、これから必要になると思うから、これを読んでおくといいわ。」と、本の束を渡された。

『心理学入門』、『カウンセリングの基本』などの本に混じって、『失敗しない子育て』とか『今日から君も片付け上手』とか『デキる旦那様の操縦法』とか、そんなタイトルが見える。

― もう、わかっていたけどね、やっぱりね、そういうことなんですね。


アーネット先生を見た私に、「ヒ・ミ・ツ♪」とでも言うかのように、唇に人差し指をあててウィンクをしていいる。

そんな可愛らしい仕草に、私はハートを撃ち抜かれてしまった。


― 私、アーネット先生に一生ついていきます!!!


アーネット先生の手料理をいただき、すっかり元気を取り戻した私たちは、片付けを再開する。

午後はマリアさんの突撃もなく、どうにか片づけを終わらることができた。


「はぁはぁ、よ、ようやく終わったね・・・。」

ジュエル先生が、床に大の字になって天を仰いでいる。

「そ、そうですね。どうにか2日で何とかなりましたね。」

「・・・・・・」

リュウ先生からは反応はないが、その表情には生気がない。


「ボク、今日、このままここで寝ていいかな。」

「だめですよ、なに言ってるんですか。帰るんです。ほら、起きてください。」

「ダメ~、もう動けない。」

「あぁ、もう~。リュウ先生、ジュエル先生起こすの手伝ってください。」

「俺も・・・限界。」

そう言って、リュウ先生も天を仰ぐ。


「あああ、二人とも、ここで寝ないで、起きて~。」

第三室に、私の悲痛な叫びがこだましていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ