21
外が明るくなったのか、瞼ごしに眩しさを感じ目を開ける。
― あぁ、昨日はあのまま寝ちゃったのか・・・。
ぼーっとしたまま部屋の時計を見ると、午前7時30分を指していた。
「え、こんな時間、まずいっ!!遅刻しちゃう。」
慌ててベッドから降りると、何かにつまづく。
「いぃたたた、こんなところにモノ置いて・・・」
周りを見て、馴染んだ部屋ではないことに気が付く。
「ああ、そっか。もう電車に乗らなくていいんだった。習慣っておそろしいなぁ。」
と独り言ちながら、またベッドに腰かけた。
部屋を見渡すと、昨日買って転送されたものがそのまま散乱していた。
「・・・まずは片付けから始めますか。その前にシャワーでも浴びてスッキリしないと!」
シャワーを浴びて身支度を整えている最中でも、足りないものに気付いていく。
― この世界にドライヤーってあるのかしら?
あと、タオルももう少し必要だな。
そして・・・・・・化粧品が、ない・・・。
もしかして、昨日一日スッピンのまま過ごしたのかしら!!!
昨夜いただいたサンドイッチをほおばりながら、買い足すものをピックアップしていく。
あとは、洗濯やゴミの処理はどうしたらいいのか、これも聞いておかないと。
今日は部屋を片付けて生活できるように整えて、お昼を買うついでにアリィさんに相談に行こう。
・・・ポイント、間に合うといいなぁ・・・。
そういえば、出かける時って、ジュリィさんに連絡したほうがいいのかなぁ?
でもなぁ、出かけるって言ったらついてきそうだし、いちいち時間取らせるのも申し訳ないよな~。
ていうか、そもそもどうやって連絡とるのかわからないし。
・・・ま、いっか。子供じゃないんだし、大丈夫っしょ。
しかし、なんだってこんなに私に構ってくれるんだろうか。
来たばかりだから、にしては、過保護すぎる気がする。
正直、ちょっとウザ・・・いやいや、親切にしてもらってるのに、それは失礼だわ。
「さて、そうと決まれば行動開始!!」




