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2-2

 終わらせたあと、スマホを再確認。


「……えっ?」


『寝たらダメ!』

『翔太君?』

『翔太さん!』

『翔太!?』

『ほんとに寝ちゃった?』

『おーい!٩( ᐛ )و』


 コメントやスタンプの連投だった。


 面倒な人だ。


(なんですか?)


『あ! しょうたくんヽ(´▽`)/』


 ふざけている。


(なんで電話したらダメなんですか?)


 また返事が来なくなった。


 冷蔵庫へ行って麦茶を取り出し、コップに注ぎ、それを口に含んだ時、来た。


『声聞くと今すぐ会いたくなって辛くなるもん(つД`)ノ』


 俺は盛大に咽せた。




 でも、猛烈に嬉しい。

 俺は健一さんに求められている。


 これは決して恋愛感情じゃない。

 これが《《それ》》に変わることも一生ない。


 俺と健一さんの間の恋愛感情は、前世の魂と現世の魂が分裂した時、全部前世の魂たちが持って行った。


 今の俺と健一さんの魂に残ったのは、

人としてお互い好きと言う感情。


 俺だって健一さんに今すぐ会いたい。

声が聞きたい。


(俺もそうかもしれません。会いたいです)


 って送ったらまた返事が止まった。

しばらくすると、真面目な文章が来た。


『業務引き継ぎをしっかりして、有給はしっかり最大限消化してから、弊社に来てください』


 真面目な文章が来た。

 それに合わせて返す。


(かしこまりました)


『弊社は梅村翔太君を待っています』


 やっぱり早く健一さんのところに行きたい!

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