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地を駆るための脚 続き

人間の手は、きっと大切な人と繋ぐためにある。それなら大事な人のいない私に、こんなものはいらない。血で汚れるだけの手なんかいらない。


脚はいい。駆けるためのものだから。私は一匹の獣になる。ただ生きる獣になって、どこまでも駆けていく。

駆けて、駆けて、駆け抜けて――。


ねえ。何のために使うかわからない手を持つお前は、地上を思いっきり駆けたことはあるかい?

足の裏で地面を蹴って、風を感じて、息が苦しくなるほどにどこまでも行って――あれは悪くないものだよ。ああ……悪くないものだ。

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