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受験

僕の名前は山田太郎。小学六年生だ。


僕は、私立中学に受験する予定だ。そのために、六年生になった頃から毎日学習塾に通っている。


平日の塾は、午後五時〜午後十二時。びっくりするかもしれないけれど、僕のまわりのみんなもこれくらいの時間まで勉強している。


そして、明日はいよいよ受験の日。僕はとても緊張している。


この日のために、約二年間とんでもない努力をしてきた。明日、実力を発揮せねば、この努力は全て水の泡となる。


僕が挑戦する学校は、灘。無論、偏差値はものすごく高い。


僕はとてもプライドが高い。目指すものも大きい。将来の夢は東京大学合格だ。







受験の日が来た。今日は頑張らねば。昨日はたくさん眠っておいた。風邪もひいていない。ここまでは完璧だ。


阪神電鉄本線の直通特急に乗り、魚崎でおりた。


歩く事十分。目の前には、灘中学が。いよいよだ。


緊張を紛らわせるため、手を水で洗う。滑り止めは全くない。これが、一本勝負だ。


今の時期は冬。とても冷たい風が、僕の体を襲う。僕は身震いがした。


試験会場へと、足を恐る恐るすすめる。


試験が始まった。最初の科目は、国語。さすが灘、問題のレベルは並大抵ではない。


僕は、問題を解き進む。若干できない問題もあったが、殆どの問題をときすすめてゆく。


最後の一つの問題。ものすごく難しい。


わからなかったのでとりあえず飛ばす。見直ししてみると、意外にも大量のわからない問題があることに気づく。


二問ほどは、わかった。だが、それ以外の問題が全くわからない。駄目だ。国語は諦めよう。


次は、算数、いや、数学。僕達は小学生なのに、微分だの負の数だの馬鹿みたいな問題ばかりだ。これも、どんどんとき進む。わからない問題はない・・・かと思われた。


最後の問題。駄目だ。このパズル系の問題はわからない。諦めた。


その後、理科、社会とやった。両方とも、まずまずの出来であった。


合格発表日。僕は、若干わくわくしながら、灘中学の門をくぐった。


結果は・・・不合格。僕は肩をがくっと落とした。


滑り止めをうけておけばよかった。だが、後の祭り。僕は泣いた。

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