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始まりの出来事

私の名前は一之花要いちのはなかなめ小学5年生の普通の女の子だ。

今日はいつものように友達と帰っていた。


「ねぇー今日小テストの結果どうだったの遥ちゃん!」


なぜ、聞いたかは今日のテストの結果が良かったからで、ちなみに私は算数が得意で10点満点中9点という高得点を叩き出したのだ。

同時に遥ちゃんは私の幼い頃からの親友でもあり、ちょっと恥ずかしがり屋なところがたまにキズ


「えっえっと……」

「どうした、どうしたぁー?遥ちぁぁん」


今日の私は一味違うのだよウシシシ、さてはさては負けたのが恥ずかしくて私に言えないんだなぁと一人ニヤけた顔で煽ってみる


「うぅ……10点……かな?」

「うがぁーなんてこったー!」


勝ったつもりがどうやら負けってしまって恥ずかしさで雷に打たれたような気がして私は足を崩してしまう


「うぅ負けってしまったぁぁ……ぁぁあっあっ」

「ごめん……要ちゃん……私なんかが勝っちゃって……とりあえずだっ大丈夫?」


遥ちゃんは勝ったことに奢り高ぶることもしないからまさに私にとっては女神様に思えてくる


「ううん大丈夫だよ!遥ちゃん!」

「それなら……良かった」


メガネから覗く花のような安らぎを遥ちゃんは与えてくれる、それだけで私は気分が雨からの絶好のお天気気分になったような感じになる


「よーし、気分も晴れて清々しくなったから、ちょっと公園のブランコに乗らない?」

「ううん、でももう遅いよ……早く帰らないと……」

「いいから!いいから!」

「ちょっちょっと要ちゃん……」


私は誰もいないであろうブランコに遥ちゃんを無理矢理連れてきて乗せた。

遥ちゃんもちょっと困惑しながらもブランコの傍らに乗った。

あたりは夕日に包まれており、公園の模様が夜から夕方に変わろうとしていた


「わぁ……キレイ……」


遥ちゃんは最初はしぶしぶだったものの夕日の移り変わる様を見ていてあっけにとられていた。


「それじゃ!遥かちゃん太陽に向かって吠えるよ!」

「えっえっとえっと」


私はこの夕日に向かって吠えたい気持ちになった、多分、遥ちゃんに負けて悔しかったのと弱い自分に対して夕日を見てるとこれから明日の自分に向かってやってくる太陽につげったかったからだ。

遥ちゃんも突然の私の言葉に戸惑いを隠せなかった。

私は鼻からたくさんの空気を吸い込んでいくと気持ちを言葉に添えて叫んだ


「明日の自分ー!次は遥ちゃんにテストでもなんでも勝てるようにしようねー!」

「要ちゃんなにそれ……あははは」

「はっ!?」


はっ遥ちゃんが笑ってる気がつくと叫び出していた自分のかっ顔が赤くなってるような気がした


「うぅ恥ずかしい……」


今度は逆に遥ちゃんが私で私が遥ちゃんになってる気持ちがするのであった


「でも、そんな素直な要ちゃんいいな……」


遥ちゃんは一人そんなことをつぶやく


「えっ!?」

「いやいやなんでもないない!ないからね……あっそうだ!わっ私も叫ばないとよっよーし行くぞおー」


慌てふためきながら目をバッテンにさせてパニック状態のまま私とさっきやった同じことをしようとする。

正直、そんな遥ちゃんも可愛いと思った


「えっえっと私も負けないようにがっ!」


その時だった……


「おいおい、ワシらの領土を荒らしてくれるじゃねーかよぉああ?」

「ひっ!?」


遥ちゃんは叫ぶのをやめる、太陽は完全に沈み気づけば夜に様変わりしていた。

どうやら声の主は不良たちだった。

その数10人、それぞれ武器を肩に構えながら私たちを見下したような目でみる


「ちょっちょっとあんた達の領土じゃないでしょ!だいたいそもそも公園ってみんなのものじゃない!あんた達、ワニ頭野郎のもんじゃないでしょ!」

「ちょっと、要ちゃん……」


遠慮しないわけでいられるか!相手は多分、高校生くらいだと思うけど、ここは公園、みんなのものであることには違いないのだ。

だけど、相手はそんなことでは帰ることなんてなかったのだ。


「昼はそうでも夜になったら、わいらの時間なんじゃ、だから、おとなしく帰ってもらおうかのぉ!」

「そうだよ……もう、帰ろう要ちゃん……」


下っ端らしき感じのやつが私たちを脅してくる、そして、遥ちゃんは私の後ろで帰ろうと促してくる、確かに強いものから帰るのは正しいだけど!


「 私は帰らない!」

「要ちゃん……」

「あぁぁん何だとコラ!」


確かに怖い人達から逃げ出したくなるのはわかるだけど、自分達の領土とかなんとか言ってるのは我慢ならなかったからだ。


「こんな奴らに明け渡していいわけがないんだ!」


私は不良達を前にして戦うことを決めた。

非力だけど、言いたいことは言ってやった。

そして、こんなことを言って、帰ってくれるほど不良達も甘くはなく


「さっきから口でベラベラ喋りやがって、ボスやっちゃってもいいですかね?」


ボスらしきやつはコクリと頷く、さすがボステレビでよく見る強そーなオーラを出している……そうじゃない!そうじゃない!と頭を振って目の前のことに集中する。


「ちょっと待て……」

「なんですかい?ふむふむボコるのではなく丁重に捕まえろ、オッケーですわかりました!」

「よし、やるぞ!お前ら」

「うっす!」


そう言って不良達は私たちの方に向かってくる。

ちょっと何か嫌な予感が私の背筋を襲った。

だけど、そんなんで怯んでいたらダメだと思い、私はランドセルから秘密兵器を取り出す、これがとっさに思いついた非力な私たちの戦い方それは


「ふっふっ」

「なっ!?」


よし、これだ!

私がかざしたそれは防犯ブザーである、それを鳴らせばどうなることか奴らも知っているらしかった。

そして、不良達は止まる、私は胸をそらしてどうだと言わんばかりに高々と掲げてこう言った


「これが鳴ったらどういうかわかってんでしょうねぇ?この不良ども!」

「……」


不良達は何にも言えないのか沈黙しているように見えた、私はすぐさま後ろにいる遥ちゃんにも同じようにすることを首をくいっと動かして進める。

遥ちゃんはしばらく震えていたが、恐れながらも同じように


「こっこらーてん……こんなことしたら、どうなるかわかってるんでしょうね〜」

「ぷっ!」

「あっ……かぁぁぁ」


思わず、私は笑ってしまった、こんな状況で

いや、だって笑っちゃうのは仕方がないことだ。

だって、遥ちゃんが同じように言ったら滑稽に見えて仕方がなかった。

それに加えて、私が笑ったせいで恥ずかしそうに顔を赤らめる遥ちゃん


「ちょっちょっと笑わないでよ要ちゃん!」

「ごっごめんごめんつい……プッ」


笑いをやめようとしたけど再びの笑い、本当にごめんと心の中で軽く会釈をしていた


「プハハハハハ」

「ギャハハハハ」

「!?」


今度は私の笑いではなく、もっと怖い奴らの笑い、私達はその不快音にも似た笑いに私達は黙る


「そんなもんで俺たちを脅せるなんて思ってんのか!舐めんな!この野郎」

「てかっさぁだいたいそんなもんあったって意味ないっつーのいやー腹我慢痛くて仕方がねぇー」


それぞれその滑稽な部分といってもどうやらその言葉は防犯ブザーなど無用の産物と言ってるようなもんだった。


「ぼっ防犯ブザーあんたたち怖くないの!?」

「えっ怖い、そんなもの鳴らしたって、すぐに助けてくれるんですかなぁ!」

「うっ……」


何も言えなかった、私は絶句して口が開いたまま塞がらなかった。

確かにそうだ、もし鳴らしたとしても、すぐに助かる確率なんてゼロに等しいし、もしなったとしても、通報してくれる人がいるのだろうか?仮にいたとしても、するかしないかとはほど遠くスマホゲームに夢中だったりとか


「あっあぁぁ……」


あらゆる確率を考えてそれが皆無であることに私は思わず、足を崩してしまった。

もうダメだというのが私の心にこだましている。


「あっ先までの威勢はどうしたぁ?」

「こいつ膝崩して泣いてやんのハハハハハ」


こいつらに関わること自体ダメだったのだと悟る。

なんで自分自身、無駄な戦いに挑んでしまったのだろうと自分自身を恨みたくなる。

遥ちゃんも同じように怯えて何もできなかった。


「じゃあおとなしくボスのオモチャになっちまえ!」

「ひっ!?」


私は体を縮こませる、ああもうダメなんだと思ったごめん遥ちゃんと心の言葉がそう呟いたその時!


「うっ」


バタ……


バタバタバタ


「えっ?」


顔を上げるそこにボスを残して倒れた手下たちが視界を覆った。

息はまだある以上死んでないということは気絶してるらしいと私は思う。


「ふっお前らか……ちっ本当は取り引きのためにこの場を開け渡して、幼女二人を捕まえて俺のオモチャにしたかったんだがな」


ボスらしきものは禍々しいオーラを放ちながら立つ。

キモくて怖い背中に寒さを感じたのかはまさにその通りだったからだ。

でも、私はそんなことよりもなぜ、奴らが気を失ったのかという方の気持ちが強かった。

なぜ?

その疑問はすぐに解消された


「もう大丈夫だよ……安心して私たちが倒して上げるから」


肩を軽く叩かれると二人の人物が禍々しいオーラを放つボスの前に立ち向かう


「行くよ!関根」

「はいはい……今日も早く終わらせてゲームしよっと」


一人は女の人で一人は男の人で、それぞれ手には剣、もう一方はスナイパーライフルを持っていた。

そして、一人は真面目でもう一人はめんどくさそうな感じの人だった


「さぁ来い、この俺が相手になるグオオ」


ボスらしき男はそう言うと身を高ぶらせて叫ぶようにして自分のオーラの中に包まれた。

私は思わず目を瞑るそして、また再び目を開けるとそこには人間のものではない何かが浮かんでいたのだった。


「関根!解析結果出た?」


女の人が関根というけだるそうな、死んだ魚のような目を持つ人に聞いている。

男の人はスナイパーライフルの中のスコープを覗いて確認する


「うーん待ってくださいよまだ解析中ですから……出た」

「関根、何が出た!」

「うーん厄介っすね、darkLevelは3ですね、まっ俺たちでも倒せないことは何がですけど、どうします?ここは子供たちの身柄を保護していきますか?」


私には何を言ってるかわからない用語で話あってるこれはドッキリということはサラサラなさそうだ。


「要ちゃん!ねぇねぇ!」

「うわゎゎ何?どうしたの遥ちゃん?」


遥ちゃんはやけに興奮した感じで私の肩を揺さぶる。

遥ちゃんは私の肩を揺さぶりながら指を指していた


「知ってる?あの人たち!」

「いや、知らないけどどうしたの?」


というよりもなんでこんな状況になってるのかわからないというのが正直なところだ。

ただわかるのは私たちがいて、目の前には二人の人物そして、禍々しいオーラを放つ魔物がそこにはいた


「一応、応援呼んどいた方がいいと思う、darkはまだ他にいないとは限らないし」

「わかりましたっす、というか自分でやればいいのに……」

「うん?なんか言った関根」

「いや、別に何でもないっす……」


そういうやりとりをしている二人を見て遥ちゃんは興奮していた、私は知らないけど


「やっぱいたんだよ!DBの人たちがうわーカッコいい」

「遥ちゃん……」


自分の命が危なかったというのにメガネをキラキラさせて喜ぶ遥ちゃんに私はちょっと困惑してしまったのだった。

そして、これが私達とDBの出会いの始まりだということを私と遥ちゃんは知らなかったのだった。


ー 続くー



苦手なバトルものを書いてみました。

やはり、苦手です。

アドバイスもらえると助かります。

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