まさかの恋愛機能
優「よし、ミューザさん、オルベーヌさん!特訓メニュー出来たよ!」
2人に紙を渡す。
ミ「あら、もう出来たんですの?」
オ「…………。」
ミューザさんの特訓メニューは、お酢の摂取と柔軟体操。
最初は軽く、最終目標は「滑らかな踊り子」になること。
オルベーヌさんの特訓メニューは、性格を役職に合わせるために、まずは努力してる皆を見ること。
最終目標は「ちゃんとした遊び人」になること。
ミ「優気、最後のこれはなんですの?」
オ「……常に2人で、お互いを支え合いながら特訓すること……?」
優「そう!2人はお互いに欠けている物を持っているんだ!」
2人は首を傾げる。
優「ミューザさんは、身体は硬いけど、常にポジティブ!」
ミ「当たり前ですわ。踊り子は常に前を向かなければいけませんもの」
優「オルベーヌさんは、ネガティブだけど、身体がものすごく柔らかい!」
オ「……ターンとかしたら……モテるかなって…」
優「そう!そこだよ!お互いに教えあってほしいんだ!」
2人は顔を見合わせた。
ミ「確かに言われてみれば、そうですわね」
オ「……」
オルベーヌさんは頷きつつ、ミューザさんをチラリと見た。
……ピコン!
なんだ今の音?
……2人の愛情度が20%上がったよ!
なんだ今のどこかから聞こえた声?
……は?!
愛情度って言った!!
優「……なるほど……恋愛ゲームの好感度UP音か……」
僕は、見つめ合う2人に色々な思いを巡らせた。
-1週間後-
ミ「オルベーヌ!もっと自信持ちなさい。あなたは私の恋人なんですから!」
オ「ミューザこそ…ちゃんと柔軟して早く綺麗な踊りを見せて?」
まさか、2人がこんなに早くくっつくとは思わなかった…。
ユ「またイチャついてるね、あの2人」
カ「……羨ましい……!!」
バ「…若いって……良いな……」
僕達は、ちょっと離れた所からイチャつく2人を見ていた。
これなら、2人が役職に適した人間になって、幸せななる日も遠くない。
そう思いつつ「リア充爆発」という単語が頭をよぎったのだった……。
あけましておめでとうございます!
新年初めての投稿が、「リア充爆発」でございます(笑)
いやぁ、2人が幸せになることを願っています(笑)
お目汚し失礼いたしました。