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僕は救世主  作者: *雅*
6/11

身体が硬い踊り子


 ヒュー……

 

広い草原、爽やかな風。

ここなら、皆の練習も大丈夫だろう!

 

優「さぁ、ここで皆の欠点を直すよ!」

 

僕は皆に1枚ずつ紙を渡した。


カ「んー?……まずは鞘から慣れましょう…。鞘を持ち、1日50回殺陣をすること。最終目標は伝説の剣で戦うこと」

 

ユ「体力作り。1日腹筋、腕立て10回ずつ。5キロのダンベルを持ち、10キロのランニング。最終目標はHPを500上げること」

 

バ「骨を丈夫にするために、牛乳を1日1リットル、にぼしを1袋摂取すること。最終目標は鋼のような骨を得て、最強の武闘家になること」

 

優「僕が考えた、初心者から出来るスペシャルメニュー!はい、今から始めるよ」

 

3人はしぶしぶながら、僕の考えたメニューに取りかかった。



優「さて、皆はまじめに頑張ってくれて……ると、信じて、バルドルのカルシウム不足の補助食品と、ダンベルの買い足しに……ん?」

 

なんだ、あのカチコチな動きは……。

ロボットダンスより硬い…伝統の踊りとかなのかな?

 

?「い、痛い……痛い!」

 

……関わってはいけない気がする。

そう思った瞬間に目が合った。

ポニーテールの綺麗なお姉さん。

装飾品や服装からして、普通は踊り子だろうけど…さっきのカチコチダンスは踊りには入らないだろう。

 

?「あの……ちょっと手を貸していただけます?」

 

優「え……はぁ……どうかしました?」


?「ちょっと足がつってしまって」

 

優「あ、だからさっきの不思議なダンスを…」

 

?「私、身体が硬くて」

 

優「ストップ!」

 

お姉さんはびっくりしていた。

僕はこれ以上、聞いてはいけない気がした!

嫌な予感しかしない!!

 

?「でも、踊り子としては身体が硬いのはいけないことで」

 

優「だから、ストップ!」

 

?「誰か助けてくれる心優しい方はいらっしゃらないかしら」

 

優「あの、僕の声が聞こえてますよね?」

 

?「私、ミューザと言います」

 

にこりと僕に向ける微笑み。

え、何?

拒否権無しで僕に手助けを要求してるの?

え、怖っ!

 

優「じ、じゃあ、先を急ぎますので…」

 

ミ「まぁ、助けていただけるのですか?お優しい方もいるのね」

 

あ、だめだ。

全然聞いてない。

え、また増えるの?

もう、3人も問題児抱えてるのに?

 

僕の夢は、なんでこう上手くいかないことばかりなんだ……。


お姉さんのつった足をマッサージしながら、心の中で涙を流した…。

新しいキャラクター登場いたしました。


とりあえず、3人はスペシャルメニューを頑張っていますが、優気の夢はいつ覚めるのか!


そして、踊り子のお姉さんは、なめらかに踊れる日がくるのか(笑)


お目汚し、失礼いたしました。

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