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僕は救世主  作者: *雅*
10/11

初めての別れ

……ピコンっ!

 

……2人の愛情度は200%!もう誰にも2人は引き離せないよ!

 


あぁ……またラブラブになったんだなぁ…。

 

ミ「オルベーヌ!愛してるわ!」

 

オ「ミューザ、僕もさ!さぁ、君の綺麗な舞を見せておくれ!」

 

ミ「オルベーヌ!あなたのためだけに踊るわ!」

 

 

……何これ……。

2週間で、こんなに人は変われるの?

 

 

しなやかに踊るミューザさん。

ポジティブになったオルベーヌさん。

 

優「予想以上だわ…」

 

カイン達も特訓してるけど、まだメニューの半分くらいしか、こなせていないのに……。

 

ユ「愛の力ってやつなんじゃない?」

 

優「愛ノ力ッテスゴイデスネ……」

 

カ「優気、2人も旅に連れていくのか?」

 

優「え?」

 

バ「ここは良い練習場だったが、そろそろ進まなければいけないんじゃないか?」

 

そうか…。

皆も最初よりはだいぶマシになってきてるし、本当はのんびりしていられないんだよね…。


2人は戦闘タイプじゃないし

何より…… 

  

「「「「道中イチャつかれたら腹立つ」」」」

 

皆の心は1つになった……。         

 

ミ「旅をする?」

 

優「そうなんです。僕達は悪の魔王を倒しに行くための力をつける手段として、ここで特訓してたんですが、そろそろ行かなきゃいけなくて」

 

オ「そうか…」

 

カ「たぶん、壮絶な戦いになると思うんだ」

 

ユ「2人は戦い向きじゃないでしょ?」

 

バ「だから、ここでお別れだ…」

 

ミューザさんとオルベーヌさんは繋いだ手を硬く握りしめ頷いた。

 

ミ「優気、あなたのおかげで私は、こんなにも踊れるようになったわ」

 

オ「俺も、こんなに明るくなれた!しかも愛する運命の相手まで……全て優気が救ってくれたんだ、ありがとう」

 

2人は、とても幸せそうな顔をしている。

どうやら、元から着いて来る気はなかったみたいだ。

 

バ「これから、2人はどうするんだ?」

 

ミ「私達は街に戻ります。そして、幸せな家庭を築くつもりですの」

 

オ「子どもは何人ほしいかな…男の子、女の子」

 

あ、ラブラブモードが始まる。

 

優「じ、じゃあ、少しの間だったけど2人に出会えて楽しかったよ!」

 

ユ「お幸せにね」

 

バ「街まで気を付けろよ」

 

カ「……羨ましい……」

 

カインは小さく呟いていた。

そんなに恋人が欲しいのか…?

 

2人は

「道中、気を付けて。ご武運を」

と、見えなくなるまで手を振ってくれた。

 

なんだか、いないならいないで寂しい気がする。

 

カインは相変わらず羨ましいと呟き続け、それをなだめるユラとバルドル。

 

僕は歩きながら3人を見ながら思った。

 

もし、皆と離れる時が来たら…。

 

……いや、今は悪の魔王を倒すことだけに集中しよう。

 

一瞬よぎった寂しさを振り払うように、道を歩き続けた…。

ラブラブカップルとさよならすることになりました。


2人は戦い向きではなかったので、街で幸せに暮らしてもらいました(笑)


お目汚し失礼いたしました。

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