出発前の準備
こんにちは、深海です!
まだ、旅に出てませんが、
もうしばらくお待ち下さい!
朝日が眩しい。
あ、空気も冷たいから、布団から出たくない。
無理ですけどね。
多分早めに朝食摂っとかないと、やたら張り切ってる女神様が乱入してきそうだし。
多分、悪い人ではないんだよ?あれ?人じゃなくて、神様だった。
うん、来た。
相も変わらず、なんだかキラキラした・・・神々しいオーラを纏って。
しかも、いい笑顔です、はい、それ以上何か近付かないで下さい女神様。
何だか喰われそうな勢いなんで。
「さあ、シオン?準備は大丈夫ですか?」
晴れやかな声がする。
心なしか、弾んですらいる気もする。
いや、きっと気のせいだわ。
「シオン?」
「あ、ああ、はい、大丈夫。」
何が大丈夫なのかも分からないが準備は出来ていると思う。
何となく、先程朝食を済ませた後身仕度を終わらせた自身の姿を確かめた。
上下黒を基調としたゆったりとした長袖長ズボンに膝までのダークブラウンの革のブーツが映る。
まあ、こちらに来てからの何時もの服装だ。
デザインも色も何も言ってない筈だか割りと好みなこの服は女神様がくれた『アーティファクト』級の品だ。
加えてやはり黒いフード付きの外套はまだ腕にかけたままだが、これがまたシルバーのさりげない装飾や紫色の飾り紐がいいアクセントになっており気に入っている。
勿論これも『アーティファクト』だ。
いや、至れり尽くせりだわぁ。
そんな具合に満足のタメ息をつき、女神様の方に向き直るとあちらも何か頷き頬笑むと、鈴を鳴らしたような声が響いた。
「では、武器の具現化をしておきましょうか?」
うん、言うと思った。
来たかこの時が!
そりゃ救出に護衛だからね!武器いるわな!
***
巫女達は一型から六型までの武器を″具現化″して扱える。
一型が一番下に位置し六型が最上級になる。
巫女の力を宿した自身の精神力を具現して物理的な武器にする力で勿論武器以外様々な事にも応用が出来る。
召喚獣は魂しか持たない存在だが契約後は具現して実体を与える事で事象が起こせる。
種類にもよるが召喚獣は武器や鎧等になり契約者が纏い力を奮うことも出来る。
後は、巫女独自の具現と言うものもある。
これは巫女が何も考えない状態で具現化した時に現れるもので、シオンの場合は『銀の鎖』と『紫がかった銀の炎』が出現したのであった。
これらの力は巫女の精神力の強さで威力が決まる。
そもそも巫女の力は『意志』で使うものである。
シオンの鎖は彼女の精神力の強さが敵を上回る限り傷ひとつ付かないし、炎も同様に精神力の強さで相手へのダメージが決まる。
しかも鎖も炎も彼女の意志が″望んだものしか″傷付けない等の芸当までが可能なのだ。
いわゆる、巫女の精神力の強さと魂や心などの影響で様々な特性を帯びる力だ。
ゆえに例え同じ刻印を持った巫女がいたとしても性格の違いで全く違う特性を備えるのであった。
この具現化を使い出す武器には様々な系統があり、杖など巫女の魂を表す共通の一部の武器以外は種類も多種多様。
まさにひとりずつ、全く違う。
特に一型の武器は巫女の魂を象る。
巫女の力は″敵″に関する対象に対して絶大な効果と影響を及ぼし″敵″からの波長に対しては抗体の役割も果す。
その力は巫女が手にした武器は何であっても″巫女が持っている間は″力の付与が起こる。
一型は汎用武器ではあるが、その影響が一番あり活かせる基本武器でもある。
この事から全ての型のうち最も巫女の心の形が表れる武器でもある。
***
あ、やっぱりこうなるか。
私の両手には今し方具現化で出した武器が握られている。
それは、闇夜を思わせる鞘の、『刀』であった。
また説明になってしまいました。
内心「はよ、行け!」とか思う事もありますが、ご都合能力の独特設定です。
しました‼
次くらいには、クエストに出られるかと・・・。
もう少し、すみません!
次回もよろしくお願いいたします!