魔法解説:セイズ呪術
ルーン魔術と同様に北欧圏を発祥の地とする呪術。
感情の高まりを媒体にして周囲の魔力を操り、あるいは取りこんで魔法にする。
施術の際にはノルド語の古い詩を諳んじることが多い。
セイズ呪術の使い手は、セイズ呪術師と呼ばれる。
本編では以下の術者が使用。
ルーシア・フレイア・スカイフォール王女(17~18章)
【エレメントの変成】
周囲の魔力を媒介して魔力の源である火水風地を操る。
【燃える杖】
種別:付与魔法
ルーン魔術【燃手】と同様、手にした得物を炎で包む。
18章でルーシアが使用。
当術で強化された銃弾によって、志門舞奈は敵首領を撤退に追いこんだ。
【燃えさかる呪弾】
種別:攻撃魔法
熱源から火弾を放つ。
18章でルーシアが魔法戦闘のサポートに使用。
配下の騎士が手にした燃えるハンドミキサーから火弾を飛ばした。
【とどろきわたる呪弾】
種別:攻撃魔法
光線や稲妻のエネルギーを操り、小さな矢と化して発射する。
18章でルーシアが魔法戦闘のサポートに使用。
配下の騎士の雷剣から小さな稲妻を放った。
【こだまする呪雷】
種別:攻撃魔法
上記【とどろきわたる呪弾】の上位版。
光源から無数の稲妻やビームを放つ。
18章でルーシアが使用。
魔術によるプラズマと粒子ビームの残滓から、稲妻と光線を無数に放った。
【まぼろし】
種別:補助魔法
周囲の光を操り幻影を形作る。
18章でルーシアが使用。
レナのルーン魔術による精神攻撃と組み合わせて死神の戦意を喪失させた。
【冷ややかなる守護者】
種別:防御魔法
冷気を操って壁にして防御する。
18章でルーシアが魔術の氷壁の補修に使用。
また下記【吹きすさぶ守護者】と組み合わせて吹雪の壁にした。
【吹きすさぶ守護者】
種別:防御魔法
周囲の空気を操って、吹きすさぶ嵐の壁にして防御する。
18章でルーシアが使用。
吹雪の壁で、ケルト魔術の転移による奇襲に備えた。
図1.セイズ呪術師が【吹きすさぶ守護者】によって嵐を呼ぶ。
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【潜在魔力との同調】
周囲の魔力を媒介して魔力を内包する世界の法則を操る。
【勇猛たる戦士】
種別:補助魔法
身体強化の呪術。
【勇猛たる戦士の旋律】
種別:補助魔法
上記【勇猛たる戦士】を範囲化した術。
同胞すべての身体能力を強化する非常に有用な効果を持つ。
17~18章でルーシアが使用。
17章ではゾンビ相手の絶望的な戦いに臨むヤンキーたちに力と勇気を与えた。
18章では実力的には今ひとつな騎士たちを一時的に熟練兵へと昇格させた。
また自軍の巨大ロボット装脚艇の運動性能をも強化。
その効果は搭乗していた志門舞奈が称賛するほど。
図2.セイズ呪術【勇猛たる戦士の旋律】で強化された装脚艇の小隊。
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【霊媒と心霊治療】
魔力を利用して魂と肉体の因果をずらす。
【傷の転移】
種別:回復魔法
負傷を他者に、あるいは他者の負傷を自分自身に転移させる。
【皮かぶり】
種別:大魔法
使用者に英雄や高位の術者を憑依させる。
18章でルーシアが使用。
今は亡き仲間でもあった仏術士の魂をその身に宿し、死神を打ち破った。
また5章でも意外な人物が当術で友を救っている。
図3.セイズ呪術師が【霊媒と心霊治療】技術を使って治療する。
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