魔法解説:超能力(サイコトロニクス)
ロシアが研究/開発した超精神工学による超能力。
身体に宿る魔力(超能力)を特殊な電磁波と化して術と成す。
前述超心理学によるものと同様、超能力の使い手は超能力者と呼ばれる。
本編では以下の術者が使用。
プロートニク/紅林ソーニャ(9章以降)
スカイフォールの騎士イワン(15章、18章)
レディ・アレクサンドラ/サーシャ(15章、18章)
ピロシキ大統領(18章)
【エネルギーの生成】
特殊な電磁波を熱や電気に転化する。
【氷河の拳】
種別:付与魔法
拳や得物に冷気をまとわせる。
弾丸に付与して放つこともできる。
15章でサーシャが使用。
掌から氷の蔓をのばし、空気の弾丸に施術した小さな氷塊を放った。
【紫電の拳】
種別:付与魔法
得物を放電させる電気操作の超能力。
弾丸に付与することもできる。
背後で一度に複数を行使して爆発させれば推力にもなる。
15章でサーシャが使用。
舞奈との勝負で蹴りに稲妻のアークをまとわせ、稲妻の弾丸を放った。
【紫電の打撃】
種別:攻撃魔法
上記【紫電の拳】よりまばゆく激しい、非常に強力な稲妻。
15章でサーシャが使用。
空気の弾丸にかけて投射し、少女の頭上に落ちてきたダクトを吹き飛ばした。
【業火の打撃】
種別:攻撃魔法
拳や得物に炎をまとわせ、接触と同時に爆発させる。
18章でピロシキ大統領が脂虫の粛清に使用。
図1.ヴィランの超能力者が【紫電の拳】の弾丸を放つ。
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【念力と身体強化】
特殊な電磁波で生命力や精神力を活性化させる。
【思念の波動】
種別:補助魔法
超能力を全周囲に放出、作用させる。
15章でサーシャが使用。昏倒/疲弊した仲間らを叩き起こした。
【思念の打撃】
種別:攻撃魔法
拳や得物に超能力を宿らせ、打撃と同時に衝撃をまき散らす。
精神と物質の中間的な性質を持つ。
術者の意思でどちらかに偏らせることも可能。
15章でサーシャが使用。
威力を調整して広範囲に精神波を放ったが、志門舞奈には防がれてしまった。
【打撃の力】
種別:付与魔法
身体強化の超能力。
18章でプロートニクが使用。
【速度の力】
種別:付与魔法
高速化の超能力。
15章で舞奈のスピードに対抗すべくサーシャが使用。
【飛行の力】
飛行の超能力。
空中で停止することもできる。
プロートニクが登場するほぼすべての章で使用。
低空でホバリングし、上空を自由自在に飛び回りながら攻撃する。
【移動の力】
種別:補助魔法
念力で空間を歪めて『抜け道』を作って短距離転移。
15章でサーシャが舞奈への奇襲に使ったが、避けられてしまった。
プロートニクは登場するほぼすべての章で使用。
自身やドリル刃を自由自在に転移させて敵を圧倒する。
【くぐつの力】
種別:補助魔法
手を触れずにものを動かす。
念力による物品操作の基礎技術。
プロートニクが登場するほぼすべての章でドリル刃の投擲に使用。
【不屈の鎧】
種別:防御魔法
身に着けた武具の強度を飛躍的に高める。
無敵と化した衣服の前にはナイフ程度は完全に無力。
また防具だけでなく武器の強度も上がるため薄刃の得物を容易に扱える。
15章、18章でスカイフォールの騎士イワンが使用。
特に18章では魔術で強化された当術で日本刀を防ぎ、逆に刀をへし折った。
図2.防護の超能力【不屈の鎧】により変哲のないシャツが無敵の鎧になる。
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【物品と機械装置の操作と魔力付与】
特殊な電磁波で機械装置を操り、強化する。
【機械の体】
種別:付与魔法
機械化による身体強化。
人体の限界を超えた鋼鉄の打撃を機械の速度で連打する、致命打の量産工場。
サーシャは当術によってレディ・アレクサンドラに変身する。
【鋼の衣服】
種別:防御魔法
上記【不屈の鎧】を強化した、非常に強力な防御魔法。
15章でサーシャが使用。接射された45口径弾を無傷で受け止めた。
また各章でプロートニクが投擲するドリル刃も類似の術で強化されている。
図3.超能力者が【物品と機械装置の操作と魔力付与】で強化したドリルを放つ。
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