楽曲解説『FOREVER FRIENDS』
ハイテンポで技巧を凝らしたバラード。
ファイブカードのジョーカー/梨崎梓依香の遺作。
作曲者のクセが強く、演奏の難易度は高い。
娘である梨崎紗羅/委員長に口伝で継承され、世間では幻の曲とされていた。
故に悪の著作権管理団体KASCに狙われ、一連の騒動の引き金となった。
本編14章で委員長、KASCのアーティストが歌唱。
本曲の著作権を駆けた音楽勝負を繰り広げた。
なお最後のフレーズはファイブカードのエース/梨崎蔵人の進言により追加された。
なので本編では完全な形での歌唱はされていない。
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冬の街、コートの襟を立てて歩く
映画かぶれの格好つけみたい
キミのそんな仕草、嫌いじゃなかったよ
でもね、そんな目をして振り向いちゃダメ
キミが望むもの、そこにはないから
ふたりで歩んだ長いこの道
順風満帆とはいかなかったね
けれど、いつでも世界はハッピーだったよ
いつもキミがそばにてくれたから
だって、世界でいちばんキミが好きだから
それだけは自信もって言える
キミが見せてくれた世界のすべて
キミといっしょに出会った仲間たち
みんなわたしの宝物
だからキミはもう振り向かないで
前を向いて歩かなきゃダメ
キミの行く先でみんな待ってるから
2人でいつまでも幸せに暮らしたなんて
おとぎ話みたいにいかなかったけど
キミがもう一度、歌ってくれたなら
2人の時間は終わらないよずっと
頑張ればすべて上手くいくなんて
そんなに甘くはなかったけれど
キミがもう一度、歌ってくれたなら
2人の想いは未来に続いてく
(いつまでも愛してる)




