魔法解説:ルーン魔術
事前に魔力を焼きつけられたルーンを魔術語で賦活する魔術。
印や呪文を必要としないため、破壊的なエネルギーを素早く生みだすことが可能。
だが、あらかじめ準備しただけの魔力しか使うことができない。
魔術師としては例外的に、衣服に刻んだルーンを媒体にして付与魔法を使える。
ルーン魔術の使い手は、ルーン魔術師と呼ばれる。
本編では以下の術者が使用。
技術担当官ニュット(各章)
レナ・ウォーダン・スカイフォール王女(18章)
別作品『あま~い星のキケンなおさとう』にて、警官の魔道士ヘルメスが使用。
別作品『宝石の星のキラキラ王子様』にて、リーゼロッテが使用。
【エネルギーの生成】
魔力を熱や電気に転化する。
【燃手】
種別:付与魔法
手にした得物を炎で包む。
下記【物品と機械装置の操作と魔力付与】との技術融合。
本編18章でレナが使用。
【氷棺】
種別:補助魔法 ルーン:氷
ルーンが氷の棘と化し、敵の四肢を縫い止める。
本編8章でニュットが魔獣マンティコアの拘束に使用。
【光線】
種別:攻撃魔法 ルーン:太陽
レーザー光線を照射する。
本編10章でニュットが敵の大軍を薙ぎ払うために使用。
本編16章でも結界への攻撃に使用。
ヘルメスが逃亡犯への追撃に使用。
リーゼロッテは機械生物用の金属製食料を成形するために使用。
【斥力刃】
種別:攻撃魔法 ルーン:巨人(逆位置)
ルーンを斥力場の斬刃と化す。
本編8章でニュットが魔獣マンティコアの障壁を破壊するために使用。
【重力掌】
種別:攻撃魔法 ルーン:巨人
重力場を生みだし対象を拘束する。
本編8章でニュットが魔獣マンティコアを無力化するために使用。
ヘルメスは密売人の拘束を試みるために使用。
【浮遊】
種別:補助魔法
衣服に刻んだルーンを媒介にして反重力を発生させ、低空を飛行する。
高高度への飛行には大量の魔力が必要。
本編8章でニュットが戦闘時の円滑な移動のために使用。
ヘルメス、リーゼロッテ共に追跡に際して多用。
【短距離移動】
種別:補助魔法
重力を操る技術を推し進めることで空間を歪め、短距離間を瞬間移動する。
ニュットが本編8章で使用。
【移動】
種別:大魔法
重力を操る技術を推し進めることで空間を歪め、術者を装備品ごと長距離転移。
類似する術の例に漏れず、装備品は術者の体重未満のものに限られる。
だが魔術師の技量により、上記の条件を緩和することが可能。
本編8章、17章でニュットが使用。
【不可視】
周囲の風景を投影して不可視になる。
音や気配は消せず、使用中は魔力感知の対象になる。
術者自身に加え、術者の体重までの重さの装備品にも作用する。
本編10章でニュットが使用。
【物品と機械装置の操作と魔力付与】
魔力を物品に焼きつける。
【強身】
種別:付与魔法
身体を機械化することで短時間だけ強くなる。
本編8章でニュットが使用。
【武具と戦士の召喚】
魔力で空間と因果律を歪めることによる。
【勇者召喚】
種別:大魔法 ルーン:太陽+戦士
死んだ仲間を不死身の式神として呼びだす。
本編8章、14章でニュットが使用。
本編18章でレナが使用。
○情報収集の魔術
種別:補助魔法 ルーン:知神
ニュットが本編8章でマンティコアの秘密を探るのに使用。
リーゼロッテは防犯カメラから情報を引き出すために使用。