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ろーちーね

作者: 雪つむじ

何のことだろうね?

そうやって、刺激がほしい。

毎日毎日繰り返し。


不思議に思うことが楽しい。

不思議は、外界からの刺激。

思うは、内部からの刺激。


外の刺激を求めることが、やがては自分の渇きを生み出す。

自分の渇きを潤すために、更に外への刺激を求める。


それが人とのかかわり。

それが生きているということ。


刺激がほしい、刺激がほしい。

絶えず聞こえる、その声、その音、その激しさ。


水、水、水、水。

そうやってのたまわっている様は、まるでナメクジのよう。


ナメクジは思った。

自分の日常を、自分の意志で、変えればいい。

いつものことを、一つ、省けばいい。


ご飯を一食、抜いたらいい。

それが、本当の飢え。


買っている飲み物を一本減らせばいい。

それが、本当の渇き。


自分が知る。

自分を知る。


刺激はとてもサディストで。

執拗に、責めてくる。

刺激はとてもマゾヒストで。

それがないと、生きていけない。


快楽とか、満足とか。

中を覗けば、誰にだってある普遍的なことのベース。


普遍的なベースをはじけない。

だから、手間を省けない。

ROUTINEから解放されない。

こんなことを言いながら、明日の朝には朝食を食べ、家を出る。

家から、今日も、這い出ていく。


ナメクジは、嫌いかい?

とりあえずまだ、体がある。

だから、体をいじめてみたら、いい。


外よりもよっぽどいい、刺激が来る。

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