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さらに下層へ
「シスター」
ナギが、ほんの少し眉をひそめて声をかけた。
「さっきの言葉、どういう意味?」
ルミエルは足を止め、振り返って微笑む。
「ダンジョンは――」
一拍、置いてから。
「下層に行くほど、美味になります」
沈黙が落ちた。
「……強くなる、とかじゃなく?」
アレンが恐る恐る確認する。
「はい」
ルミエルは迷いなくうなずく。
「熟成です」
「ダンジョンを食材扱いするな」
セリオが即座にツッコんだ。
ナギは腕を組み、階段の奥を見下ろす。
「つまり……」
「進むほど、危ないし……」
「美味しいです」
ルミエルが即答する。
「後半だけで判断させに来るな」
その瞬間、
空気がわずかに震えた。
遠くで、
ゴゴ……と低い音が




