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ボスを目指して

今日は下層のボス倒しましょう

シスタールミエルが軽いノリで宣言した。

「え、今日?」

ナギは思わず聞き返す。

「もっとこう……準備とか、心の整理とか……」

「却下」

即答だった。

「主は計画性を尊ぶお方ですが、」

ルミエルは続ける。

「このダンジョンに限っては勢いが正義です」

「宗教観どうなってる!?」

アレンがツッコむ。

セリオは地図を見ながら首をかしげた。

「下層ボスって、たしか……」

「巨大」「硬い」「妙に喋る」

アレンが指を折る。

「あと倒すと床が抜ける」

ナギが付け足す。

「それ、致命的じゃない?」

ルミエルはにっこり笑った。

「大丈夫です。今回は——」

全員が身構える。

「——床が抜けない方角から殴ります」

「そんな攻略法ある!?」

その瞬間、通路の奥から低い唸り声が響いた。

ズズズ……と何か重いものが動く音。

セリオがため息混じりに杖を構える。

「はいはい、久しぶりのボス戦ね」

ナギは剣を抜きながら、小さく呟いた。

「……今日、帰れるよな?」

誰も答えなかった。

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