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GL
「ナギ様。お話があります」
嫌な予感がした。
「男性同士の恋愛が神聖なものなら――
女性同士の恋愛も、許されるのでしょうか?」
一瞬、場が静まる。
(試されてるな)
ここで否定したら、何が起きるか分からない。
「……もちろんだ」
「女性同士の恋愛も、尊い」
それだけ言った。
「よかった」
ルミエルはほっとしたように微笑む。
「では――
わたしがナギ様に抱いているこの思いも
神聖なものなのですね」
(は?)
言葉が追いつかなかった。
否定も肯定も、
もう選択肢が残っていない。
(なんだこいつ)
ナギは思った。
(マジで、こえー)




