表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/163

教祖腐り始める

「お久しぶりです、サクラさま」

ルミエルがそう呼ぶと、女はゆっくりとこちらを向いた。

「久しいな、ルミエル」

落ち着いた声。年齢は分からないが、妙に整った顔立ちをしている。

黒髪、黒い瞳。――日本人みたいだ、と思った。

「隣の方が、“聖典”をお描きになったと聞いたが」

視線が、なぎに向けられる。

「神ナギさまで、相違ないか?」

「ち、違います」

即座に否定した。

「ただの冒険者です。神とか、そういうのじゃないです」

だが次の瞬間、サクラは静かに膝をついた。

「神よ」

床に手をつき、頭を下げる。

「あなたの存在を、より近くで理解したい」

距離が、近い。

(……なんだこいつ)

歳の割にやけに美人だが、想像していた教祖像と違いすぎる。

初対面でこの距離感は、正直きつい。

「ちょ、ちょっと待ってください」

思わず一歩下がる。

「そういうの、やめてください」

サクラはゆっくり顔を上げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ