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たこくにBL布教

女王

「これより、ローマ公国の教会はすべて、

 サクラ教の支部とします」


場が、一瞬で静まり返る。


女王

「サクラ。

 あなたはナギ様の――」


ナギ

「待て」


女王

「……いえ、続けます」


女王は咳払いひとつで続行した。


女王

「ナギ様の教えが記された、

 “書物二百十号室の二人”を題材に、

 布教を行いなさい」


ナギ

「おい」


サクラは一切の迷いなく、胸に手を当てる。


サクラ

「ナギ様の教えを広められるなど、

 有り難き幸せで御座います」


アレン

「やめろ!」


セリオ

「本当にやめてください!」


ナギ

「誰だそんな番号を正式教義に入れたのは!」


女王は涼しい顔で答えた。


女王

「民衆に大変、人気だそうです」


サクラ

「では、早速準備を――」


アレン

「準備するな!」


セリオ

「歴史に残るからやめて!」


ナギは頭を抱えた。


ナギ

「……戦争より制御不能だ」

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