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神のご褒美
サクラ
「ナギ様。私、頑張りましたよね」
ナギ
「……そうだな」
サクラ
「では、ご褒美を下さい」
ナギ
「え?」
戦争が終わった直後とは思えない、あまりに軽い声だった。
ナギ
「……ご褒美って、何を想定してる」
サクラ
「今日は、ナギ様が添い寝してください」
ナギ
「却下だ。私はルミエルとしか添い寝しない」
サクラ
「では、接吻を」
ナギ
「…………」
ナギは一歩、無言で距離を取った。
ナギ
「……ドン引きだ」
サクラ
「?」
サクラは本気で首を傾げていた。
戦争を終わらせた魔法使いの顔で、
なぜ拒否されたのか分からない、という顔をしていた。




