外は危険なのでダンジョンにコモります！

　二柱の神による創世の神話は終り、人類の時代になって幾千年。
神の骸、《バブリル》と《ダンジョン》に名も無き愚者はその命を捧げ、ありもしない栄誉や自由を求め、神の謎を辱める時代が訪れた。
―その名も無き愚者の一人、ある男は奴隷の身から解放され、自由を手に入れ、着実に力を付けていく。
だがある時の戦争により仲間も主君も放棄してダンジョンに籠ってしまった。戦争によりダンジョンに逃げ込んだ男による果ても未来もない苦悩と腐り死ぬゆく運命が襲い来る籠城戦が始まったのだ。