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理想のストーリー。本当、豚になって愛し合いたい!

 目を覚ますと、ベッドの中に裸でいた。

 部屋の様子から考えるに、ここはラブホテルだろうか。

 うん? ということは、ひょっとして・・・。



 おそるおそる隣で寝ていると思われる人間の顔を覗くと、


 「ブ、ブスというか豚すぎる!!」


 隣には豚のような顔をした女性がいて、豚のように鼻を鳴らしながらイビキをかいていた。



 「ちょっと待てよ。ということは昨日、酔っ払った勢いか何かで、この豚みたいな女とワンナイトしちゃったのか!?」


 「いやいや、さすがに無理だろう。」


 そんな独り言を言っている最中に、豚顔女性は目を覚ました。思わず目が合う。


 (マジで、豚女だ。一重で鼻の穴が上向きとか、豚そのものだ。こんな女と愛し合えたわけがない。)


 しかし、豚女はこちらの思いなどわけもなく、昨日の続きよといった勢いで唇を重ね合わせてきた。


 (や、やめろ!と最初は思ったが、徐々に心地よくなり、私も自ら豚女と唇を重ねるように求めて、愛し合う。)


 気がついて鏡を見ると、そこには醜い豚顔の男女が愛し合っているのがうつしだされていた。


 「あれ、俺ってこんな醜い豚顔だったっけ?」

 「さすがにこんな醜い豚顔ではなかった気がするが・・・・・。」

 「ま、そんなことはどうでもいいか。今はこの女性と愛し合えてとても楽しいしな。」



 そうして豚顔男女は豚のように鼻息荒く愛し合ったのでした。

 めでたしめでたし



 的なのが理想。

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