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転生した先で

前も言ったが、異世界転生した!!!


重要なことなのでもう一回言おう。


異世界転生した!!!


「あぁ…」


やっとこれで、あの由実から、解放されそして、あのくそやろうどもから解放される!


僕は、喜びを感じまくっていた。


「しかし…」


「僕は、どんな体なのだろう?」


僕は、自分の上半身だけが転移してしまい絶命したのを知っていた。


…何故知っているかって


それは、九割九部九厘感覚。そして、一厘確証がある。それは、転移するとき、とてつもない激痛が走り、気を失った。たぶん、上半身だけが転移し、体からもげたという形になったのだと思う。


そして、もうひとつの問題は…この世界は、あの最低最悪の由実たちが転移した世界かどうかだ…


あの、“厄災由実”がいるとなると、モチベーションが100から-100まで落ちる。

悲しいぜ!


「まず、自分はどんな姿か確認するか」


鏡か水辺を探そう。


冷静沈着、これがかっこいい!!


「あれは…」


「おぉ、湖だ」


爺さんのような声で言ってしまった。


湖を鏡代わりにして自分の姿を見た。


「こいつは!!」


僕は、姿を見て驚愕した。


決して、災厄由実になったわけでも、僕をいじめていた奴になったわけでもない。


僕、家で自作したゲーム『YOU are 勇者』の魔王

『天災リアム・サディスティック・バイオレンス』

になっていた。


◇◇◇


天災とは、YOU are 勇者において、魔王の二つ名。そして、人の死を好み、世界を我が物とし、人を魔族の奴隷にしようした最低最悪の魔王


という設定だ。


「たしか、このゲームを作って1ヶ月で僕死んだのか…」


そうこれを作ってまだ1ヶ月。このゲームは、オンラインゲームだった。

プレイしてくれていたひとも5000人くらいだった

これから、のびるはずだったんだ。


「くそ~」


正直、初めて異世界に来たことを後悔した。


「でも、たしかリアムって結構強かったよな…」


そう、こいつは強い。とてつもなく強い。

強すぎるせいで、製作者の僕に500件位苦情が来ていた。


「………」


僕は、さっきの後悔を後悔した。


苦情を受けなくてすむ~


そう思った。


「よし、ステータス画面とかあったよな。」


僕、ステータスを出した。


名前:リアム・サディスティック・バイオレンス

性別:男

種族:真なる(トゥルー)黒き(ブラック)闇の(ダーク)(マン)

職業:闇魔法詠唱者

Lv.1000

HP.900000

MP.900000

装備:黒スーツ 黒ズボン 白Yシャツ、赤いネクタイ



「………」


「これは……」


「強い」


どんだけ強くしてんだよ、僕、これは苦情くるわ。


「プレイヤーの皆さん、ごめんなさい」


僕は改めて、さっきの後悔したことを後悔したことを後悔した。


分かりにくい、、、結果、結局、後悔した。



◇◇◇



「さて、適当に歩くか。」


森の中を僕は、ずんずん進んでいった。


「げぇ…」


僕は、出会ってしまった。ドラゴンに。



◇◇◇



「えぇぇぇ…」




それは、赤いドラゴンが美しい女性を咥え、歩いていた。そして、それを見て、確信したこの世界には、魔物がいると。そして、最初の敵がこいつであることを。




ちょっと待て!!この世界の魔物の強さ知らないのに強そうなドラゴン相手にするの!?

そう、この世界の魔物の強さを知らないままこいつと殺り合うのは、きつい。




そして、よく見るとドラゴンの体が血がついている。




(もしや…村が何かを襲撃した?)



(いや、しかし、魔物に襲われいた女性を助けたという線もあるか……)




…………





逃げたほうがいいのでわ……




しかし、女性を見て考えが変わった。




女性が聞こえるか聞こえないかわからないほどの声で




「けて‥」



「た‥すけ‥て」




そう言っていた。




この場合…逃げない!!!いや、逃げられない!!

女性が助けを求めている時点で、逃げてはいけない



僕は、そう思った。



「………」


「いくぞ!!くそドラ!!」


「究極断絶」


この魔法が効かなければ、逃げるしかない。

この魔法は、MPを400000使用する。

それだけ強く、この魔法を受けたプレイヤーたちは、120%の確率で、死ぬ。そんな魔法だ。



「グォォォォ」


ドラゴンがうめき声をあげた。


一面に血を撒き散らし、死んでいった。




◇◇◇







今、僕は、助けた女性と一緒に歩いていた。



女性が住んでいた場所に向かっているらしい。




「助けて下さりありがとうございます。お怪我ありませんか?」




助けた女性が聞いてくれた。




「怪我は、ないと思います。全然、気にしないで下さい!」




「そうですか…



それは、良かったです!」




女性がそう言った。




(しかし…この人美人すぎじゃね…)




女性は、金髪でまつ毛が長く、顔面国宝級に美人。



そして、極めつけは、スタイルだ。



ボン、キュッ、ボンで出ていた方が良いところは、出てて、出てない方が良いところは、しっかり出ていない。




(この人、絶対モテるだろうな…)




そう思っていると、




「ここです…………」




女性が住んでいたところに着いた。




「え…………」







信じられない物を見た……。




家は破壊され、所々燃えている。灰になっている所も多く。一面黒くなっている。そして、人の死体も普通に転がっている。人の生首も転がっている。




「あのドラゴン暴れたのです!」




女性は、怒りをあらわにしていた。



そして、泣きそうでもあった。




「……………………」




僕は、何も言えなかった。



慰めの言葉さえも………




「もう、私どうしたら………」




女性は、泣いていた…





◇◇◇




僕は、女性を慰めていた。




しかし、どうしたら…




さぁ、考えろ……僕のかの有名なアインシュタインをも越える頭脳(自称)で、考えろ!




そうだ、この村をふっ…いや、復興は無理だな…




そう、第一に問題なのは人手不足だ。復興するには推定60~70人の人手が必要だ。二人だけでは、あまりに時間がかかりすぎる。




第二の問題に復興じたい出来ないと言うことだ。




…………




いや、そこからかよっ!


そうなのだ。



この村を復興できる確率は、地球のどこにいるかもわからない特定のアリを1秒で探すことができる確率と同じなのだ。



つまり………




“復興できない”



と言うことだ。



う~ん…じゃあどうしたらいいのだ?



よし、では、死んでしまった人を埋葬するか!!




◇◇◇




「安らかにお眠りください…」



「おと~さん!!おか~さん!!」



女性が両親のお墓の前で泣いていた。



何とかせねば…



「泣いていては、せっかくの美人が台無しですよっ」



人生で一回も言ったことのない言葉を言いはなった



「……♡」



女性の顔がメスの顔になっていた。



(決まった)



リアムの顔は、顔面国宝を飛び越えるほどの美青年に創られている。

外見は、高校2年生位をイメージしていたので、身長178センチに設定しておいた。 

そのため、プレイヤーの半分以上が女性で、

リアムにガチ恋してしまう人もいた。


まぁ、セリフを言った時、内心ドッキドキだった。



「あの…」



女性が何かを言った。





「私と……結婚してくださいませんか?」



僕は、気絶しそうになった。



急展開だー

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