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愛してる 〜必ず戻る、必ず守る〜  作者: 凪 景子
第4章
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その後

 春。よく晴れた日。


 桜の木が3本。寄り添うようにし、美しく咲いている。


 工場の社長、航、友江、友江を支える野田の姿がある。




  亮。お前はバカな奴だ。俺より先に逝っちまうなんてよ。

  お前は俺に感謝してたのか?俺はお前を拾ってよかったのか?

  お前に夢はあったのか?

  何も聞けなかったじゃねぇか。

  だから俺もそっちに行ったら、

  そうしたら、今度はゆっくり、腹割って話そうじゃねぇか。

  酒でも飲みながらよ。

  もちろん、お嬢ちゃんも一緒にだ。

  それまで、しばしの別れだ。

  待ってろよ、亮。




  亮、オレはまだ信じらんねぇよ。

  工場に行けばお前はいる、お前に会える。

  今でも思う。毎日思う。

  でももう、お前はいない。

  亮。オレはお前に何かできることはあったか?あったよな?

  絶対あったんだよ。なのにオレが気づかなかっただけだ。

  ごめんな、亮。

  何もしてやれなくて、ごめんな。

  ゆっくり休め。女と、子供と。

  オレはお前らの味方だ、何があっても。

  忘れんな。

  忘れんなよ、亮。




  カナ?今どんな気分?

  好きな人と一緒に、笑っているかしら。

  幸せで、いてくれているかしら。

  カナといた時間、すごく楽しかった。

  すっごく楽しかった。

  あんたほどのお人好し、他にいないわ。

  あんたほど、私を思ってくれる人も。

  カナ。あんたがくれたやさしさ、忘れない。

  あんたの、秘めていた強さも。

  ありがとう、カナ。




 4人、手を合わせる。




   先祖代々之墓 相原家


    平野 亮   三十歳

     〃 加波子 二十七歳






AND

Every Little Thing / sure

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