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神殺しの魔物達  作者: 噺 遊月
夢魔【壱】
12/18

出会い

 なんで六月が終わろうとするこの日に投稿したのかって?

 14日には書き終わってたけど、精査と投稿が面倒だった。

 やる気がでないことってあるよね。

 ここは何処だ?

 僕は今わけのわからないところに居る。

 足元は細い断崖の土の道が、空中に浮いているかのよう。そしてその道が何処までも続いている。

 崖の下は真っ暗で何も見えない。

 空は星の灯りすらない、真っ暗な闇。

 何にも照らされていない筈なのに、足元は日中のように普通に見える。

 僕はそんな場所を、ただただ歩き続けている。何処か目的地があるはずだけど、それが何処かもわからない。そもそも目的地なんてあるのか?

 そんなわけもわからず、ただ歩いている僕に、声がかけられた。

「大丈夫?」

 それは優しさを含んだ、若い男性の、なんの変哲もない声だった。

 顔を上げると、そこには白い燕尾服を着て、銀フレームの丸メガネをかけた、男性が居た。長い茶髪をポニーテールのように後ろで纏めていて、メガネの奥の青い目賀印象的だ。

 よく見ると、腰に刀を差していた。そこそこ長い刀で、白い鞘の物だった。

 あとは木製の杖を持っていた。T字型のよく見る木製の物で、太めであること以外は特に気にならなかった。

 そして、ひと目見たときには気づかなかったが、後ろに自身の二倍程大きい、骸骨の狼が居た。黒いモヤを纏っていて、目には血走った眼球がある。その目が僕を捉えていて、僕は腰をぬかして倒れてしまった。

「ん…後ろのこいつに気づいたってことは、大丈夫そうだね。…こいつにご褒美をあげないと」

 白い燕尾服の男性は振り返って、骸骨の狼にエサをあげるように動いた。骸骨の狼は、そのエサを食べると、暗闇の崖の下に飛び降りていった。

「さてと、じゃあ僕の屋敷に案内するから、ついてきて」

 そう、その男性はあっけらかんと言った。

 僕はただ一言返すのみだった。

「…あなたは…誰……ですか……」

「ん……リーム・V・ヴィジョン。リームでいいよ。適当な名前だし」

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