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2年後の生活 5




翌朝5の刻・・・・




 俺は朝早くからカトレアの見送り兼準備を手伝うために起床していた。といっても荷物はすでに昨日の夜に纏めてあるのでそれらしい準備は特にないのだ。この世界で旅をするときは日本と同じように大きめの鞄に物を入れて搬送する場合と魔道具の収納機能を使って物を運ぶ場合がある。ただ先も述べた通り魔道具はとても高価なものであるため平民が持つことはとても難しいが俺は魔道具の作成も行っているため家にある道具は魔道具が多い。



 魔道具といっても様々な物がある今回は収納魔法について説明しよう収納魔法は基本鞄に付加することが多いが付加レベルが上がるにつれ鞄でなくても魔法を付加することが出来る。収納魔法を付加された鞄に物をしまうときは鞄を開いて物を入れるだけでしまうことが出来出すときは鞄に手を入れて出したい物を思い浮かべるだけで出すことが出来る。

 

 また他の道具に付加をする場合はしまおうと意識すればしまうことが出来取り出そうと意識すれば手元に出現する。


 収納出来る容量は魔導士の付加レベルによって変わる。レベルが高い魔導士が付加すれば最大200kgまでしまうことが出来るが。それ程までの容量となると国宝レベルとなり貴族でも買うことが難しいぐらい高い値段となってしまう。そのため魔導士が作る収納魔法のついたアイテムは基本10kg単位から売られている。魔導士はお客さんの要望に合わせて収納魔法を付加しているのだ。


 カトレアが収納魔法を施しているのはいつも身に着けている指輪だ収納できる容量はMAXの200kgでありこの中には生活に必要なものがいつも入っているため特に準備する必要もなく旅をすることが出来る。



「じゃあマスター行ってきますね」


「ああ、気をつけてな」


「私がいなくても、ちゃんとご飯を食べてくださいね、しっかりと歯を磨くんですよ。研究ばっかりしてないでしっかりお店も経営してくださいね。規則正しい生活を送るんですよ。」


「ああ、わかってるさカトレアは俺の母さんか」


「ふふ、違いますよ、そんなに母みたいでしたか?」


「言い方がな」


「そうですか・・・少し残念です。」


「残念?」


「いえなんでもないです。」


「そうだカトレアこれを持っていきな」



 そう言って俺はカトレアに銀色のネックレスを手渡した。手渡されたカトレアはすぐにそのネックレスをつけて「どうですか」と聞いてきた。ネックレスにはカトレアの髪の色と同じ水色の鉱石が装飾されていて長髪の髪水色の髪と白を基調としたローブとあっていてとてもよく似合っている。



「可愛いし、とてもよく似合ってるよ。」


「ありがとうございます」


「そのネックレスは魔道具で今まで研究していた物の試作品だから完成度は高くないからおそらく一回しか使用することが出来ないから使うときはタイミングを間違わないでね。」


「わかりました。気を付けます。」


「まあ、この魔道具を使うような事態にならないことが一番いいんだけどな」


「そうですね」



 カトレアは今まで俺がどんなことを研究していたのかを知っていて協力してくれていたのでこの魔道具に付加されている魔法が分かっているようだった。


 まもなく朝の鐘がなるカトレアは梨花のお店の方へと歩きだしていった。俺はカトレアの背中が見えなくなるまで見送りその後お店に入って開店の準備を始めた。



何とか9月中に5話更新することが出来ました。

後半は三日連続更新になってしまいちょっと詰め込みすぎた感がありますね・・・。


今後の更新は計画的にしていこうと思います。

この調子で1ヵ月5話更新を目指して頑張っていきます。

更新頻度が少ないですがこれからも応援よろしくお願いします。



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