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ファラグナ物語~成人式の二次会で同級生全員と異世界転移した~  作者: ルルカナート
第0章始まりの物語
4/25

今までとそしてこれからとプロローグ4

最後のプロローグです。



「だいたいこんな感じかなほかに聞きたいことはあるかな?」


「あの、俺たちこの世界の人間じゃないんだけど魔法とかって使えるんでしょうか?」


「魔法?魔法は適性があれば使えるよ?」


「適正ですか?」


「そう、適正これから調べてあげるからちょっと待ってね・・・えぃ。」



彼女がそう言った後目の前に紙が現れた。俺はその紙に目を通した。書かれていたことは以下の通りだ。



Name 水瀬 奏


魔法適正 水 聖 付加術



かかれていることは名前と魔法適正だけだった。このことから俺の適正は水・聖・付加術のようだ。1人で3つの適性があるというのは多いのだろうか?



「あの・・・魔法の属性は何種類あるんですか?」


「えっとね・・・」


「それには私が答えよう。」


今までしゃべることがなかった男性が初めて口を開いた。


魔法には四大属性と呼ばれる属性がある火・水・土・風がこれに該当する。その他に系統外とされている光と闇の適性がある。この6つが基本的な属性魔法となっている。


無属性と呼ばれている属性は実際には存在しない。身体強化の魔法は存在しているがこれは魔法適正があるものが属性の力を身に纏うことで発動するので基本は自分が保持している属性魔法として発動するのだ。



「あの・・・。ちょっといいですか?」


「何かな?」


「えっと・・・わたし適正魔法の所に聖って書いてあるんですけど聖どうなるんですか?」


「聖は6つの属性魔法には入らない魔法のことだね。」


「おい、セレーネそれは俺に任せるって言ってなかったか?」


「え~だってセインが説明しないんだもん。だから私がやっちゃおうかなって」


「まぁいいけどさじゃあ頼むわ」


「はーい」



聖属性は治癒・付加術・結界の3種類に分けられている。聖の適性のみ持っている人は簡単な治癒魔法と簡単な結界魔法と簡単な付加魔法を使うことが出来る。また聖適性の他に水の適性を持っている人は最高峰の治癒魔法を使うことが出来る。聖の他に風・火・土の適性があれば最高峰の結界魔法を使うことが出来る。付加魔法は聖適性の他に付加魔法の適性があれば最高峰の魔法が使えるようになる。


また付加の適性しか持っていない人は自分自身にしかその効果をかけることが出来ない。人や物に付加術をかける場合聖の適性が必要となる。



魔法適正は多い人で3種類に適性が出てくるよ、全属性を使える人はこの世界何処を探してもいないと思うよ、基本一つの属性しか適性を示さない。2属性の適性を持っている人は精霊に好かれているという証なのだそうだ。3属性を持っている人は精霊に愛されていると言われている。


四大属性で火属性を持っている人がもう一つの属性を持つ場合高確率で風属性が現れる。水属性の場合は土属性が高確率で現れる。また光と闇は両立できないため二つ目の属性を持つ場合四大属性の中から現れる。


聖属性を持っている場合は付加術が一番高い確率で現れその次に四大属性の火・土・風が現れ、一番低い確率で水属性があらわれる。


聖属性を持っている場合光と闇属性は現れることがないと言われている。



「ってかんじかな♪」


「因みに聖と水の適性を持っている人はほとんどいない。持っている人は神殿にいる聖女と大神官ぐらいかな」



あれ見間違いかな?もう一度見てみよう



Name 水瀬 奏


魔法適正 水 聖 付加術



・・・ってやっぱり水と聖の属性持ってるしこれって結構レアなタイプなんだ、しかも付加術もついてるよこんなに豪華な適正でいいのかな?



「奏さん、奏さんは魔法適正どんなのがありましたか?見せてもらってもよろしいですか?私のも見てよろしいですから。」


「ああ、そのかわりあまり大きい声で人の適性を叫ばないでくれよ」


「勿論ですわ。」



梨花から魔法適正が書かれた紙を受け取りその用紙に目を通した。



Name 霧崎 梨花


魔法適正 火 風



梨花は二つの属性に適性を持っていた。やはり火属性と風属性の二つの属性を持っていた。梨花は俺の魔法適正を見た後優しく微笑んで紙を返してきた。



「さすが、奏さんですね3つの属性を持っているなんて。」


「さすがなのかな?現状から考えると厄介ごとが増えそうな適正だけど」


「まあそれはそれこれはこれですわ」


「まあ、そうかそうだよな」



あちこちではお互い紙を見せ合ったり自分の髪と睨めっこしている人もいる。喜びの声を上げているもの、何かを必死に考えているもの様々だった。



「君たちはこれからこの世界で生活してもらうわけだが何分いろいろと不便であろうから最低限のことはしてやろう。」



セインと呼ばれる男性がそう言って手をかざすと目の前に小袋が出現した。手に取り中身を確認してみると小袋の中には銀貨が20枚が入っていた。



この世界のお金は全世界共通であるらしく国を移動することに換金をする必要がない。通貨は銅貨・銀貨・金貨・白金貨の4種類に分けられる。銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚、金貨100枚で白金貨1枚になる。


 この世界での一般的な知識として4人家族が一か月生活するのに金貨1枚が必要だと言われている。



つまり小袋に入っているお金はこの世界で1人で一か月生活できるだけのお金が入っている。もちろん高望みをしようものならこれだけのお金では足りないが取りえずしばらくはお金で困ることはなくなった。このお金が尽きる前に仕事なり見つけお金を稼ぐ必要があるということだ。



「そういえば君たちは中学生の同級生らしいね。皆の姿が変わってびっくり所てるんじゃない?」



確かに中学の頃と雰囲気ががらりと変わった人もいて正直びっくりしている。



「今回間違えて読んじゃったお詫びに君たちを少し若返らせてあげよう。何見た目はそんなに変わらんさ、これはあくまでお詫びだからな、変わると困ってしまう人もいるだろう」


「ねぇセイン、どうして若返らせたりするの?たしかに若返らせるのは簡単だけど見た目を変えずに若返らせるのは少し難しいんじゃない?」


「外見の事はさっき言った通りだが若返らせる理由は『ファラグナ』という世界を少しでも長く楽しく過ごしてもらおうかなって思ってさ。」


「なるほど、なるほど、そういうことか」



神様どうしが話し合い勝手に決められ勝手に納得してしまっていた。何も考える間もなく2人が手をかざすと体が光はじめやがて消えていった。神様はこれで完了だというが実際若返った気がしないたださっき貰ったスクロールを見てみると年齢の部分が表示されその年齢が15歳となっていた。


15歳というのは『ファラグナ』での成人年齢であるそうだつまり地球での成人式ではなく俺たちはファラグナでの成人年齢となったわけだ。



「すみません最後に一つ質問よろしいですか?」


「うん、なにぃ~?」


「一日の時間や一年の日数はどうなっているんですか?」


「えっとそれはねこんな感じだよ。」



1日の時間は24時間でありこちらの世界では何時といわずに何の刻というそうだ。

1週間は7日であり1か月30日、1年は12か月だ。

次に曜日だ、地球では月火水木金土日だったがファラグナでは聖火水土風闇光となっている。


1年は新年度から光・霧・葉・花・梅・星・陽・海・紅・月・雪となっている。一様それぞれの月の名前には意味があるのだが賢い皆様ならわかって頂けるであろう。


分かりにくそうな光と霧を解説すると光は新しい年に光が差す初日の出をイメージして名付けられたらしい。霧は毎年この時期には今日霧が濃くなる地域があるため霧の月となった霧の月ではあまり遠出をしないそうだ。



「こんなかんじだよ、大丈夫かな?」


「はいありがとうございます。」



その質問を最後に周辺が霧に包まれたように白くなってきた。



「さあ、そろそろ時間だよ、準備はいいかな?」


「セイン誰もいい人なんていないと思うけど。」


「それもそうか、でももう時間もないからそろそろ君たちには『ファラグナ』に行ってもらわないとね」


「そうだね、じゃあ改めて。」



「「ようこそファラグナへこの世界での生活を楽しんでください。わたしたちは此処から見守っております。あなたたちにファラグナの加護があらんことを・・・」」





こうして俺たち28人はファラグナで生活することになったのだ。



すみません昨日アップした曜日の下りをこちらに移動させました。魔力の話をしえからの方がしっくりとくると考えたので・・・。


以上でプロローグが終了となります9月からは本編を公開していく予定です。ペースはそれ程上がったりはしないと思います。来月は5話の投稿を予定しています。

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