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続 存滅の柱〈終極編〉  作者: 茶谷 創懐(くらふと)
第四話 記憶の空白
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記憶の空白

その夜、幻とダブルベッドでいつものように寝たのだが、

飛はゲームで興奮してなかなか寝付けなかった。幻も同じだった。


白黒の悪夢。人生の再演。記憶の空白。


飛は脳をフル回転させ、あの白黒の悪夢を反芻した。

確か、自分はエイリアンになっていた夢だったよな。


続いて飛は高校生として人生をスタートするきっかけとなった、

あの生死を繰り返したような過激な衝撃を思い出した。


さらに、飛は高校生よりも前の記憶が皆無であることを顧みた。


この三つの断片的事実が繋がっているとしたら――。



人間の記憶力はシナプスがどれだけ繋がっているか、それで決まる。

飛の脳内は全てのシナプスがメモリーチップに繋がっていた。

真っ黒に焦げてショートしていたメモリーチップが光り出す。

記憶の再生であった。

飛は失っていた記憶を急に取り戻した。

脳が覚醒したように目が冴えてしまい、飛は開眼したまま起き上がった。

幻が就寝しているのを一瞥すると、映画を観るかのように脳内の映像に見入った。



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