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大団円

 光のどんな性質が、エンフォニウムペテラという怪物を作りだしたのか。その謎は、光の綿毛の消滅とともに永遠に封印された。

 ならば、月もアブサイトミチヨライトの力を使えば、光の綿毛に戻ってしまうのか?それを検証しようとする者など、永遠に現れないだろう。


 世界中の人々が、再び日常を取り戻すまでには、時間はかからなかった。

 暗闇の中でも希望を捨てなければ光は必ず射す。

 世界中の人々が、それを信じられたからだ。

 諸田が発信したネット情報の最後には、詩が綴られていた。


 この世界から光が奪われた時、

 大地がわたしを支えてくれるなら、

 わたしは希望の光をなくさない。


 この世界が沈黙に覆われた時、

 大地がわたしを支えてくれるなら、

 わたしは大地の歌を忘れない。


 風に揺れる緑のささやき、

 川のせせらぎに応える小鳥たちの歌声。

 すべては大地が生み出した

 大地の歌だ。


 雲と踊り、波を追いたてる風が問いかける。

 わたしの休むところはどこかと。

 海はこたえる。

 この先にそれはある。

 大地がある限り、

 安住の場所はいつもそこにあると


 だからわたしは、

 絶望の暗闇に包まれようと、

 決して、希望を捨てはしない。

 決して、歌声を忘れない。

 大地がわたしを支えてくれる限り。


 闇は打ち破られる。

 すべての希望と歌声を奪えるものなど、

 この全宇宙のどこにも存在しないのだ。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

この作品は、「君の名は」を見て、「お前が隕石なら俺は彗星だ」と、あることないこと、想像力の限界まで使って書きあげました。

でも、まさか、こんなに登場人物の多い群像劇になるとは自分でも思っていませんでした。

実は、構想はできあがっていたものの、途中で完全に話が途切れてしまったんです。

これ、やっぱり無理かな、と思ったあきらめかけた時、一人の人物が動き出して、一気に話が完成しました。最初は、単なる憎まれ役だった女の子です。


いろんな登場人物が出てきましたけど、誰か共感できる人はいましたか?

最後は、これみよがしの美辞麗句で終わりますが、少しでもこの詩のことを信じられるような気持ちになってもらえたでしょうか。


執筆中に、BGMで流し続けた合唱曲の数々。

この作品が完成できたのはあなた達のおかげです。

ありがとうございました。


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