真実
まあ最終章なんで読んでください
電車を降りたとき先程から振っているの雨はますます強くなっていた。
まるであの時みたいに。
俺は駅の改札口を出てゆっくりと歩き始めた。
そして考えた
・・・・・・・・・・・・・・なぜ真琴が突然消えたのか
その理由は今でも全く不明だ。
真琴が消える前日まで俺らはなんの変わりなし接していた。
なんか悩みがあったとか、見た感じそんな気配は一切なかった。
だからこそ真琴がいなくなったことを認識するのに時間がかかったのかもしれない。
もしかして俺の知らないところで悩みがあったのかもしれない。
いや
そもそも本当に真琴の意思なのだろうか?
ひょっとしたら全く知らない誰かに誘拐されたのかもしれない。
だとしたら真琴は・・・
いやその可能性はかなり低いものだ。
もし犯人がいたとすれば。
誰があの手紙を書いたというのか?
犯人があの場所を知っているはずがないのだ。
そう考えるとすこしほっとする。
あの教会にいけば真実がわかる
真琴にも会える
そう思い俺は駆け足で教会を目指した。
間違いない
あの山の上に十字架がわずかに見える。
そうだあの教会だ
あの教会が俺達の約束の場所。
しかし
なぜかそこから急に足が動かなくなってしまった。
あんなに真琴に会いたかったのになぜだかためらいがある。
・・・・・・・・・・・・・・・あの教会に行ってはいけない
そう誰かが呟いた
いやそれはもう一人の自分の声なのかも知れない。
なぜだ?
「なぜ俺はあの教会に行ってはいけないんだ?こんなにも俺は真琴にあいたいのに。」
俺は誰もいない道で大声で叫んだ。
自分自身に思い切り怒りをぶつけた。
・・・・・・・・・・・・・真琴は俺に会いたがっていない。
「!!」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」
じゃあなぜ真琴はあの手紙を送ってきた?
そうだ・・・
これは俺の臆病な心が生み出した言葉にすぎない。
もう迷わない。
そう決めたばかりだろ?
「だよなあ」
さっきまでの恐怖感が嘘のようになくなって足も動くようになった。
よし行こう。
教会までの山道は思ってたより険しく、教会についた頃には息もすっかりとあがっていた。
でも・・・
変わらないなあ。
そう思う程この教会はあのときのまんまの状態を維持していた。
ゆっくりゆっくりと俺は教会の入り口にむかった。
そして慎重に教会の扉を開ける。
教会の中も昔と全然変わっていない。
まあ昔より少し埃は積もっているが。
「真琴」
俺は教会全体にきこえるくらいの声で叫んだ。
俺の声は思い切り教会に響く
が返答がない。
「真琴」
さっきよりもはっきりと大きな声でもう一度呼んでみる。
・・・・・・・・・・・・・・・・テツナリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「!!」
ずっとききたかったこの声
ずっと待ちわびていた人
真琴がいま後ろにいる。
そう思うと涙がこみあげてくる。
いま振り返れば真琴がそこにいる
そう思っただけでこんなにも嬉しい。
俺はゆっくりと後ろを振り返る。
「真琴?」
そこには少し大人びたものの明らかに昔と変わらない真琴がいた。
「ずっとまってたんだぞ」
真琴は気まずそうに微笑む、俺もそれにつられて微笑んでしまう。
「本当だぞ」
「嬉しいもう忘れられたかと思ったもの」
「わ・・忘れるわけねえだろ・・ばか」
こんな奴を忘れる奴がいたらそいつは人類最強の馬鹿だ。
「座らない」
そういうと真琴は教会内の椅子に腰掛けた。
俺も続いて真琴の隣に腰掛ける。
「突然消えちゃったことは本当にごめんね」
「いやもういいよ、でもなんで? なんかあったの」
俺はずっとききたかった質問をしてみる。
「ごめんそれはまだ言えない」
真琴は困った表情を浮かべて申し訳なさそうに言った。
「本当にごめんね」
「いや無理にいわなくておいいよ」
もしかして真琴がおってしまった傷は俺が思っている以上に大きいのかもしれない。
しばらくの間沈黙が流れる。
おい俺、なに黙ってるんだ。
言うんだろ真琴に。
よし
「「あのね」」
タイミングがいいのか悪いのかいいのか真琴と声がかぶってしまった。
「あごめん」
「いや、いいよテツナリから」
「うんありがとう」
「あのな、話があるんだ、ずっと前から言いたかった大事な話だ」
「うん」
「真琴が失踪する前から思ってたんだ」
「俺は真琴のことが好きだ」
「・・・・」
真琴は何も言わない、俺は話を続ける
「お前がいたときは俺はその気持ちにきずかなかった、いやきずいてたかもしれないけど俺は自分の気持ちに正直になれていなかったのかもしれない、でも真琴 お前がいなくなってきずいたんだ」
真琴はゆっくりと俺の方をみる。
天使のような透き通った瞳。
「それが俺の言いたかったこと 伝えたかった言葉だ」
「そうなんだ・・なんていうんだろうすこし戸惑いはあるけどとっても嬉しい」
真琴はにっこりと微笑みながら言う。
「でもね」
「ん?」
「テツナリと一緒にはこれからもずっといられない」
え・・・・・
「なんで?」
「今度は私の話を聞いて。さっき1つテツナリに嘘ついた」
「どういうこと」
「私はね・・・・・・もうこの世にはいない存在なの」
嘘だ だって真琴はいま確かに俺の横にいるじゃないか。
「実はあの失踪した日私はこの教会にきてね自殺したの、自分の手首を切って」
「なんで あんなに元気で明るくて友達もいた真琴がどうして」
「フフ 確かにテツナリやたくさんの友達に囲まれてとても楽しかったよ、でもね私きずいちゃったの世界から私が消えても皆最初は悲しんでくれるけど何年 何十年たてば私は忘れ去られてなかったことになるんだなあって そう思ったらとてもとても悲しくなって 死にたくなって、あの日この教会で・・」
「信じるかよそんなはなし」
俺は怒鳴り真琴の声を遮る。
「なあ嘘なんだろお嘘だっていってくれよ、一緒に帰ろうそして・・そして」
泣きながら俺は真琴に訴える。
でも真琴は困った表情を浮べるだけ
「たのむよ・・・・ 頼むから嘘だって言ってくれよ」
「ごめんね本当にごめんね でもね」
真琴はゆっくりと俺の顔を手ですくう。
「テツナリに手紙を送ってもう一度だけテツナリに会えたよ これってキセキだよね」
みると真琴もうっすらと目に涙を浮べている 涙を必死にこらえようとして無理に笑っている。
「そうだな」
俺も涙をこらえるそして真琴のために笑顔を作る。
「もう・・・時間みたい・・・ごめんねもっとお話したいけど」
光が真琴を包み込み少しずつ少しずつ真琴が消えていく
「最後に1つテツナリに」
「ん?」
そういうと真琴はゆっくりと俺に抱きつき耳元でささやいた
「私もあなたのことが好きだったの 昔から」
え?
そうか嬉しい
「愛してるよ 真琴」
言い終えたとき真琴はもうその場にいなかった
その言葉が真琴に届いたかも分からない
「う・・・うわあああああああああああああああああああああん」
俺はあのときみたいに思い切り泣いた
教会全体に響くように
まだ真琴の座っていた椅子から真琴のぬくもりが感じられる
はい全3章で書かせていただきました
伝染病とかあんま関係なくてすんませんwwwww
別サイトで書いてる「この世界のむこうで」の方も是非よろしくお願いしますね
それじゃあ また会う日まで^^




