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雨の中を・・・

真琴の手紙をみた俺は昔行った教会を目指し歩きはじめた。


そこに何があるのか?


本当に真琴がいるのか?


まだ俺にはわからない




家を出たとき外は先程とは打って変わり大雨が降っていた。


まるで俺と真琴の再会を拒むかのように。


だけど俺にはこんな雨で家に戻るほどの心に余裕というものは1ミリもありはしなかった。


だからか足取りはいままで以上に速くなってしまう


それは真琴との再会を待ちわびていた心の現われなのかもしれない。





駅につき時刻表を確認する。


あのとき行った駅は確か・・・・・


そうだ


大川町という駅名だった。


大川町駅まではここからだと2時間はかかる。


まだ幼かった俺達だけでよくこんなところまでいけたと感心するものだ。


電車が発車するまであと1分ないので俺は全力疾走でホームまで駆け込みなんとか電車にのることができた。


電車の中はガラガラだった。


こうみると世界の半分の人間が死んだという実感がわく。


俺もひょっとしたら来年いや明日にも伝染病が発症するかもしれない。


だからこそ1分でもはやく真琴に会いたいのかもしれない。


真琴が失踪した1週間、俺は学校にもいかず必死に真琴を探した。


さがしてさがして。


そして真琴がもう何処にもいないと確信したとき今度は涙が込み上げ思い切り泣いた。


多分人生に流すべき涙は流しきってしまったかもしれない。


そして泣き終わった後に残った気持ち。


いままで感じたこともなかった気持ち。


俺が真琴のことが好きだったという気持ちである。


失ってはじめてきずくなんて本当に駄目な人間だ。


だけどもう大丈夫


今度あったときにはまず最初に真琴を抱きしめる。


そう心に誓った。


今でもその気持ちは変わっていない。


多分今日その場に真琴がいなくても


これから先永遠に真琴にあえなくても


多分死ぬまで俺は真琴が好きなんだ。


そう思う。


続く











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