表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界ユース  作者: 朝夕


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
3/3

異世界ワントップ

やはり村を狙っていたのか、道中ヴォーガムとあっさり遭遇した。数も予想通りだ。

さっそく陣形を整え、戦闘を開始した。

オレがワントップのように前に出る。

ワントップで大事なのは、仲間への気遣いだ。

サッカーにおいては、ストライカー=目立ちたがり屋のエゴイストという印象もあるかもしれない。だが、それは時と場合によると子供たちには教えていた。目立てる場面は大いに目立って、自信があるプレーは迷わず貫く。ただ、そんな場面は試合の中で数回しかない。大半は守備で追い回す時間や、ディフェンスを背負ってボールを収めたり叩いたりする、ボールを持たない時間だ。それでも、ワントップがどこにいるかで敵も味方も戦いやすさが変わる。どこにいたら敵が守りにくいか、味方が攻めやすいか。その思考の連続の末に、ようやく自分の手番が回ってくる。その瞬間にはプレッシャーなんて無く、ただただゴールに向かって蹴り込むだけだ。

思考がサッカーへそれかけたが、要するに「押し引きの駆け引き」が大事だという点は共通している。

オレが交戦している最中は、味方も直接は手を出しにくい。優位ならそのまま押せばよいが、そうでない場合は距離をとって後方から攻撃してもらう。その際も、敵の警戒ヘイトがオレから逸れないよう、すぐに応戦できる位置をキープする。自分だけで突っ込むと前線と後方が分断される危険があるため、じわり、じわりとラインを押し込んだ。

一匹、また一匹と数を減らしていき、ついに群れのボスだけが残った。

最後は自分でトドメを刺したいところだが、今のオレには決定力がない。このチームの最大火力・ストライカーはベンチだ。ベンチが狙いやすい位置へボスの体勢を誘い込み、向きを固定する。そこへ絶妙なタイミングでベンチの鋭い斬撃が飛んできて、ボスの胴体を直撃した。他のメンバーも追撃の態勢を取っていたが、ボスが再び立ち上がることはなかった。

こうして最初の討伐戦は、無傷の完全勝利で幕を閉じた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ