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旧魔法使いの断末魔  作者: かまぼこ太郎
魔法使いの断末魔
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ダンジョンに行こう①-009

         第九話


イラアたちはファイルーズを倒し、逃げていた。


「やばいって! イラア、逃げないと!」


「まぁまぁ、佑月落ち着けよ。少なくとも近くの村から5キロも離れているんだ」


イラアたちは近くのダンジョンに逃げ込んだ。

そして大島が近くの枝に魔法で火をつけた。


「だいぶ暗いようだな。絶対にはぐれるなよ、2人とも」


そしてイラア一行はダンジョンを進んでいった。


「待て! そこには罠がある」


イラアが言った。

なんでもイラアは旅の中でたくさんのダンジョンを攻略してきたことで、仕組みなどがわかっている。


「ほら、上を見ろ。そこの天井だけ色が違うだろ?

多分、後から埋められたものだ。何かが落ちてくる仕掛けじゃないかな?」


そうして罠などに気をつけて進んでいくと、ある一つの大きい間に出た。そして一つの物陰。


「おい、あれ見ろよ。ドラゴンだぞ…!」


佑月が言い、イラアが答えた。


「グレードラフトだな。9歴魔術師くらいの難易度かな。

だが戦いは避けたいからね。寝てるから静かに横を通ろう」


グググガ…

ドラゴンのいびきが聞こえる。

三人は抜き足差し足でドラゴンの横を通った。


ゴト…


「ん?」


なんと、イラアが罠に引っかかってしまったのである。

するとたちまち、どこからかガランガラン、と鐘のような音が部屋に響いた。


「ドラゴンを起こす罠か…しょうがない。佑月、あいつの背中に剣を突き刺せ!」


ダッ

佑月は走り、ドラゴンに乗り太刀を入れた。


ぐぁぉぉぉッ

大きな雄叫びを上げ、その音は部屋中に響いた。


「メタモルフォーゼ!」


イラアが魔法を使った。

たちまちドラゴンは形を変えて、ちっぽけなコウモリになってしまった。

そう、メタモルフォーゼ——ドラゴンだけに効果がある魔法で、ドラゴンをコウモリにするという魔法である。


「ふぅ…最近覚えといてよかった。ドラゴンは倒すのがめんどくせーからな」


ドンッ


「なんだこの音は!?」


天井が開き始めた。

そして、奇妙な見た目の魔物なのか機械なのかわからない怪物が現れた。


「なんだよ…まだ終わってねぇのかよ」


← To Be Continued

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