凶魔王城②-037
魔法使いの殺伐
第三十七話凶魔王城②
ワーズはフェニックス、佑月、メービーをズバッと斬ってしまった。
「ワーズどう言うことだやばいメービー、フェニックス大丈夫か!?」
「私は大丈夫です、少し離れたところにいたので完全には喰らっていません…。ですがフェニックス様の出血が!」
ワーズの一番近くにいたのはフェニックス剣の先で切り裂かれてしまった。
凶魔王は玉座に座りワーズを近くまで呼んだ。そしてワーズはロボットのように凶魔王の元へ行く。
「こいつは私に洗脳魔法を受けているそれも強い洗脳だ。
こいつは、頭の起点が効くからな…大逆転勝ちをするのかもしれん…だからこいつを洗脳した」
佑月はフェニックスの傷口を塞ぐだが塞いでいるてからはドクドクと流血していく、そしてメービーは立ち剣を生成する。
「ほう、くるか…ワーズと戦わせてみよう」
ワーズは剣を生成してメービーの目の前まで歩いて行く。
「できればあなたとは戦いたくなかった…セカンズソード…」
メービーは剣を飛ばす。ワーズは軽々しく剣をはじく。
「一振りで、全てを弾いた!?」
メービーの目の前に剣がなくなった瞬間、ワーズは目の前まで行き剣を振りかざす。
メービーは頭を下げて剣を避ける。
「ほう、魔法衛兵隊メービー、やるな仲間にしてもいいなあ、このままワーズを殺せば魔族にしてやろう」
「なるわけないだろう、こんなクソみたいな組織に…そして私はワーズ様を殺したりなんてしかい!」
メービーは攻撃を避けた瞬間、背中を向けたワーズの首を叩いた。ワーズはバタッと倒れる。
「当身…フェニックス様に教えてもらったものです、次は凶魔王貴様だ!」
「やるなメービー…だが完全に殺した方が良かったかもしれんな…」
メービーの後ろからはワーズが剣を持ち襲おうとしていた…
「危ねぇ!!」
剣が投げられワーズの持っている剣にぶつかった。
「佑月様、これは…ナイスです〝サーズソード〟」
ワーズは今度こそ倒れた。
「フェニックスの血も止まった…早くこいつ倒して回復してもらって、飯食おう。行くぞメービー!!」
場所はマリーがいる大広間
「あんた、その筋力今まで戦ってきた中で一番強いわ全てを壊す…。
この部屋にいくら掛かってるのかは知らないけど、お高そうな部屋を汚すのは良くないと思うわ」
マリーは凶魔王の一つの心臓を持っている
魔族バズタラと対峙していた。
「この程度か?…本気を出していないだろう
小娘が…」
バズタラはマリーの前まで走って行く猛スピードで…マリーはバリア魔法を使う。
たがバズタラの力はバリアを割ってしまう。
「ちょ、バリア割るって聞いてないわよ!ってなんの構え!?」
「〝バルスインパクト〟」
バズタラはマリーに拳を突き出すマリーはまたバリアを張るが割れて吹っ飛ばされてしまう。
「これで終わりか…」
椅子やテーブルの残骸からマリーが這い出てくる。
「あんたねぇ、か弱いレディーを吹っ飛ばして
裁かれるべきだわ…」
「女性の扱いか…懐かしいものだ」
「ハザードモード…」
マリーはハザードモードを解放した魔力が黒い翼に変わる。
「ほうまるで魔族だな…その美しい黒い翼…」
「今の私の階級は20歴、あなたをさっさと倒すわ」
マリーは魔法を放つ、魔法攻撃は爆発する。 バズタラはその攻撃をスラスラと避けていき
マリーの間合いをとる。だがマリーは瞬間魔法攻撃をして拘束する。
「どう言うことだ、」
「私が選んだ道…自爆よ、あなた私より実力は完全に上ハザードモードでも攻撃を当てるのは難しい流血だってやばいし…このまま死ぬなら弟を守ってから死ぬ」
バズタラはマリーのその一言に驚く。
「お前…弟がいたのか」
「そうよ、生意気だけど、世界一守ってやりたい弟…」
「……フッ」
〝ズシャッ〟
「ゴフッ」
するとバズタラは自分の腕で胸を貫くそして
凶魔王の心臓を潰してしまう。
「ちょっと、あなた何してるのよ!?」
「もう自爆魔法は使わなくていい娘よ人は皆自分のため動く。
私は妹の命の代わりに魔族になった…。後悔はしていない…妹の命が助かったからだ。」
「……あんた…」
「その気が強く度胸があるお前を妹と重ね合わせてしまった。
お前は弟のために自分の命も惜しまなかった。弟を守れ気高き娘よ…」
バズタラは消えていく、マリーは思ったこれは魔族ではない歴とした人間だと言うことを…。
「ワーズ…あとは凶魔王を倒すだけよ…」
そしてハザードモードを酷使しすぎたことで倒れてしまう。
だがマリーはある人物に背負われていく。
魔王の玉座…
「ほう、弱いな佑月、メービーこの凶魔王が魔族に変えてやろう………」
二人は致命傷で動けなくなった。
「あら、息子をこんなに痛ぶって、このクソ野郎ぶち殺してやるわ」
女が凶魔王に向かって攻撃する、だが凶魔王は煙幕を放つそしてまた動けるようになった。 だがその部屋には凶魔王以外誰もいなかった
僕の目が覚めるそこには見覚えのある顔。
そうだフェニックスは、佑月さんとメービー…どこにいるのだろうか。
「起きたわねワーズ十年以上も帰ってくることができなくてごめんなさい…悲しませわ」
その女性は僕を抱きしめるこの匂い覚えいるやはり母さんだ。
「か、母さん?」
「ごめんなさい私とイラア様はずっと凶魔王の居場所を探っていたの…。
そこには私のゼロウス家も関係していただからあなたたちをおいていってしまった」
どう言うことだいきなり難しいことを話さないでほしいな、いきなり十年以上会っていない母親に会うなんて
「ちょ、それはそうとみんなは大丈夫なのか?」
「大丈夫よみんな魔法で回復しているわ少しすればイラア様も来るは…」
母さんはどこからか魔法を放たれ動きが止まった体はだんだんと石化してゆく
その後ろには剣を突き出す凶魔王がの姿があった
「石化魔法……ワーズきてやったぞ」
「お前に好き勝手やられたそうだな…僕は」
凶魔王は腕から魔法を放つだが僕には魔法の対処法はすでにある…その魔法をアビリティ複製する。
その魔法はぶつかりなくなる、全く同じ強さの魔法は接触すると消滅してしまう。
「おっと遅いぞ」
すでに背後に回っていたか、ライフル生成
そして発射する。
凶魔王はバリア魔法を使い防いでしまう、そしてそのまま僕のガラ空きになった背中に手で触れ魔法攻撃を放つ
「これで終わりだ〝ゼビロボ〟」
僕は背中に魔法をダイレクトで受けてしまう
僕はみんなみたいな再生能力はない、このまま死んでしまうだろう…だが僕には頭で解決するタイプだ。
「凶魔王…お前は元素というものを知っているか?」
「知っているぞ物の元となるエネルギーみたいな物だろう?、理学で学んだきりであまりわかっていないが、それがどうしたというのだ」
僕は物質を生み出せる元素その数は118種…
僕はそのすべての元素を理解しているということは、物を生み出せる=元素を作り出せる
「つまりこんなに大怪我していてもだ血の元素鉄分を生成してそれを血に変える」
「まさかお前…!?」
そう血を生成すればなくなった分の血の量が補充される操作する能力で一時的であるが
傷口を塞ぐこれで完全とは言えないが復活することができる。
「こざかしいな、そんなアビリティ回復魔法と同じであろうきてみろワーズ…」
「勿論だみんなの借りは返させてもらう」
つづく




