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魔法使いの断末魔  作者: かまぼこ太郎
魔法使いの殺伐
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凶魔王城までの道ピットゼロ③-034

魔法使いの殺伐

第三十四話凶魔王城までの道ピットゼロ③


「攻撃は私と…フェニックス様よろしいですか?」


「ああ、任せて!ワーズとトワールさんの二人は援護をして!

あいつに触れられたら即終わりだからね」


僕は唾を飲み込む…しっかり援護しないと

二人の命が危ない。

メービーが剣を飛ばす、そしてそれと一緒にフェニックスもエベルに向かっていく

エベルはナイフを前へ突き出し魔法を撃った


「〝ゼビロボ〟」


「魔法も使えるんだね…。でもこのくらい

〝炎壊一本打ち〟!」


フェニックスはエベルが放ったゼビロボを斬った。

たが傷ひとつついていない…空中に飛び、エベルはニヤリと笑い言いった。


「くく、かかったね」


ゼビロボが斬られ、その中からはナイフが飛び出してきた。そのナイフは勢いよく飛び出してフェニックスの肩をかする


「おっと、危ないね魔法の中に武器を仕込むなんて、でも後ろにもまだ剣があることをお忘れなく」


フェニックスの後ろからはメービーの剣が

飛び出してきた。

エベルは持っているナイフで、火花を散らしながら受け止める。


「剣はまだありますよ、残り六本も飛ばしますフェニックス様頭を下げてくだい!」


だがエベルは受け止めている剣を投げ払い

飛ばしてきた四本の剣を飛び越えながら

そのカエルのような脚力で高く飛び空中で魔法を放った。


「〝バールレイン〟この雨に当たると毒により溶かされるよ!」


「まずい私のところまで来こい

〝バリアルーフ〟」


トワールさんがバリア魔法を使い屋根のよう膜が展開し、僕たちを覆いエベルの魔法攻撃を弾いた。

次第に魔法はおさまってゆく

トワールさんはバリア魔法を解除して僕たちを外に出す。


「危なかった、あいつに近づくのはやっぱり危険ね、ここは魔法攻撃で追い詰めるわ〝ゼビロボ〟」


エベルに攻撃魔法を放つ。

だがエベルはまたもや軽々しく避けるだが。

エベルが落ち着いているのとつかの間後ろにはワープホールがあった。


「な、これはワープホールか?」


そのワープホールからは剣が出てきた。

そしてその剣がエベルの腕を切り落とした。


「うっ、痛いなぁ、だけどこのくらいならすぐ」


エベルが回復をしようとして動きを止めた

だがその後ろにはすでにメービーが周りこんでいた。


「これで終わりです〝ワーズソード〟」


「無駄だね、その剣は僕には効かない…〝シールド展開〟この程度なら防げる」


エベルはシールドを展開する。だがメービーの剣はシールドをパリンッを突き破った。

そして、その剣はエベルの首を斬り裂くのであった


「がっ、さっきのより攻撃が重い…ぐっうぅ」


「この剣は飛ばす本数が少ないほどよく飛び、攻撃力も高くなる」


メービーの一撃が結構効いたようだ。だが頸動脈の後少しのところまで届かなかったようだ

そしてエベルの首と腕はみるみると回復していく


「くっくっ、8柱神の回復力を侮らないほうがいいよ?」


くそ、人の正気を吸い取る能力…そうだこの能力…上手く利用できるぞ!

僕はエベルに向かい走って行った。


「死にたいようだね、こっちに向かって」


僕は黙ってエベルに向かってゆく、ライフルを取り出し弾丸を一発発射した。

結果はわかっているエベルは弾丸を避けすぐそばにいた僕に触れた。


「ちょ、ワーズ何してるの!?」


僕は生気をジュースのように吸い上げられ

体が動かなくなっていく…意識もだんだんと遠くなっていく。


「何をしているんですか、ワーズ様!?」


「早くワーズを助けないと!」


「いいや、ワーズ君のこれは作戦だ……多分」


「多分ですか!?」


そう僕が狙っていたのは、触るこの瞬間!!

正気を吸う…。そう栄養を接種することができればブドウ糖液を生成した。

それを僕はゴクゴクと飲んでゆく、普通だったら徐々に接種するけどこんないっきに飲んだら少しづつだが回復していく。


「お、おいどういうことだ回復していく!?」


僕はそこに落ちていたライフルを操って

エベルの背中を撃ち抜き少しの隙を与えた。

そしてその瞬間トワールさんは魔法を放つ。


「ワーズくん、君には何かを感じるよそれはイラア君に似たものを感じるよ〝ロッドブラスト!!」


「がっうっ…」


トワールさんの杖からは波動が放出される。

その波動はエベルを襲い粉々にしてしまった


「ふふっ、あの咄嗟の行動…知力と戦闘力が比例すれば最強になるな君は…」


バラバラと体が滅びてゆく、それは少し儚げな様子で…。


「もー、いつも君には驚かされるよ、でもあんまり危険なことをしないでよ!」


フェニックスは僕の肩を支える


「いやぁ、としても命をはった作戦でしたね

ですがとてもおもしろかった。」


何笑ってんだよこいつは、本当に僕を慕っているのだろうか…。

僕は落ちているライフルを手に取り少しヨロヨロと歩きながら、向かおうとした。


「ほうエベルがこんなに簡単に死ぬとはな」


あたりは急にとても冷たくなった。

それはまるで雪山そこに現れたのは8神柱の一人〝氷の魔術師マタリ〟であった。


場所はまた変わる。


「なんだ…こいつらデタラメに強いぞ」


なんとマリー、佑月チームは圧倒していた


「だぁから、佑月さんパンにはジャムでしょ?」


「おいおい、勘弁してくれよマヨネーズぶっかけだろ?」


また喧嘩していました。


「やろう、これで終わりだぁっ」


「おまえはは黙っどれぇっ」


マリーの攻撃魔法と佑月の剣が顔面に飛んで

きてテディは吹っ飛ばされる。


焔の剣士テディリタイア!

つづく

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