ワンクラウンシップ⑧-031
魔法使いの殺伐
第三十一話ワンクラウンシップ⑧
これがワーズマリーのハザードモード…
魔力量が体を突き破って翼のようになっている
「こうなった私は止められないわよ!」
マリーは至近距離で強力魔法を放った
岩盤を作ったがかなりの衝撃だ…
「これは…さっきの魔法の威力とは全然違う」
「その通りさっき言ったでしょう今の私の魔力は二倍さっきよりも断然強くなってるわ」
まずい、これは数発受けてしまえば終わりだ
避けていかないと
考えている暇などはないまたドンドンと魔法を放ってきた。
風を操り上手く空を舞い避けていった、
避けている間にライフルを五十本ほど生成し
マリーに撃った
「無駄よ〝ウォールバリア〟
あなたのライフルの攻撃はバリア魔法で簡単に防げる…そしてこのまま突っ込む!!」
風を操るより浮遊魔法の方が明らかに速い
だがこっちの予測力みくびってもらってもらうのは困る
「〝ブラッドストーム〟」
ワーズは岩盤を生成しマリーの魔法を防ぎ
少しずつ間合いを詰めていった。
マリーは魔法を至近距離で放つワーズは自分からその魔法に触れ魔法を消しながら受け流していく
「さすが私の魔法の軌道をしっかり見ているだけど追尾魔法はどうかしらっ!」
マリーは追尾魔法を杖から発射する
ワーズはその魔法から逃げた相手に追尾魔法は当たるまでついてくる対処法は壊すか、
バリアで防ぐかだ
「だが僕はどっちの方法も使わないそう
自分にわざわざ向かってきてくれるんだから
簡単に消せる!!」
魔法はワーズの能力によって消された
「やるじゃない…最後に私の魔力全てを使い切るわこれが最後あなたを本気で倒しに行くわ」
マリーの杖からはドス黒いエネルギーが溜まりそれは次第に大きく膨れ上がった。
これは当たったら死ぬ絶対に…これに対抗しろってことか…。
「私の限界20歴魔法〝レイジカッター〟」
マリーはその魔法を僕に放った
バリバリと音を立て僕に向かってきた。
恐ろしい足も動かないこれがマリーと僕の
実力の差か…昔街に出た時一人迷子になったのを覚えている。
次の日になっても僕は帰れなくて泣いていただけど僕をはじめに見つけたのはマリー…
その時僕は思ったマリーは僕にとっての最強で最高である姉ちゃんってことが。
傷つけないで相手を倒す方法〝自爆〟
この速度じゃ手で触れることができない
全てを守るガード
その途端ワーズから魔法が出た
「〝レイジカッター〟!!」
その時ワーズは20歴に目覚めた…
そして〝ウォントヴィーナスLevel4そう…
相手の魔法を生成できるようになったのだ
「魔法が生成できたのかこれは、
マリー…僕はあんたを守れるくらいには強くなったんじゃないかな?」
〝バリバイッ〟
二人のレイジカッターはぶつかり合い互角の強さで消えていった。
「私を守るなんて、100年早いわ……」
マリーは全ての魔力を使い切り下へ落ちていった。
そして会場にいる観客が見たものそれは
マリーを抱えるワーズであった。
「決着っ!!ワーズVSマリー勝者は……
ワーズだぁぁっ!!!」
観客は叫び歓声を上げた観客たちは二人の勝負を見たわけではないが大盛り上がりだった
そのあとは僕も疲労により倒れた。
そして一週間の日がたちマリーが起きたと聞かされ医務室にいった。
「マリーやっと起きたか…」
「うっ、あれワーズみんなも…そうだ私ワーズに負けたんだよね」
「いいや、もう互角みたいなものだよ
ほら、もうこの街から出るぞ長居しすぎてるしな早く凶魔王討伐に行かないと…」
「おいおいワーズマリー一週間ぶりに起きたんだぞもっと喜べよ!」
「そうだよワーズ…出発はもう少し遅めだほうが…」
マリーは立ち上がりワーズに行った
「ワーズあなた本当に強くなったわね…16年間ずっと一緒にいるけど本当に成長したわ」
「珍しい、マリーが僕を褒めるなんて」
「褒めてなんかないわ!
けど…今まで守ってやってたのに、成長って生意気ね
大丈夫…二人とも私は元気よ⭐︎」
マリーは本当に変わらないな
その前向きで人をしっかりと見ている性格は
「そうだみんなに紹介したいのがいるんだ
ちょと呼んで…」
「ワーズ様私ならここにいますよ」
ワーズが振り向くとそこにはメービーがいた
「みなさんこれから凶魔王軍討伐にお供させていただきます。メービー・ゼロウスと申します。」
みんなは驚き腰を抜かしたなんせ、ゼロウスなんだからな驚くのもおかしくはないだろう
「…まというわけでこいつは僕たちの仲間だから安心してくれ」
みんなは理解できていないようだ…
「と、とりあえずメービーさんよろしく!」
「衛兵隊か…まぁ一応信じてやるか」
「でもかなりの色男じゃない!」
「そんなどうぞみなさん召使のように扱って構いませんので、何卒よろしくお願いします」
凶魔王軍討伐がようやく始まるこんなところへ寄り道してしまったが…次の目的地は
魔物によって支配された地方〝ピットゼロ〟
ようやく始まるのか凶魔王軍との本格的な戦いが…
ピットゼロでは
「クソなんて強さだ五将眼のフルマラこの
8神柱雷帝ロゼロアと王者シルナがやられるとは…」
そこには凶魔王軍8神柱二人を倒した一人の女がいたそう五将眼のフルマラ…。
つづく




