ワンクラウンシップ⑤-028
魔法使いの殺伐
第二十八話ワンクラウンシップ⑤
第一試合が終わった…待合室では先に戦いが終わったメービーが座っていた
「メービーどうだ一回戦目は?」
「さすが本戦に出るほどの実力…という感じでしたよ。そうだワーズ様もしお仲間と戦いになったらどうするのでしょうか?」
もしアイツらとか…どうしたらいいのだろうか多分あの二人は必ず生き残こるだろう
そしたらたしかに必ず戦うことになるだろう
少なくとも僕よりよりも強いはずだ。
「一応全力で戦うと思う…アイツらがどれだけ強くなっているかも見て見たいしね」
そうすると部屋に受付の人が入ってきて次の試合にメービーが呼ばれ彼は席を立ち言った。
「最後にワーズ様にこの後の行動を言い渡します、よく聞いてぐださい」
急にメービーは僕の耳でボソッと呟いた
「−−−−−」
「わかったメービーその通りにやろう…」
そうして僕は次の試合を待つ銃の手入れをしているその時…一人の男が入ってきた。
かなり巨大で長い髪をした男そうヴァーグ
であった。ヴァーグは僕に声を掛けた
「よう小僧お前第一試合勝ったのかすげーなー
俺はよぉノーカムっつー奴と戦ってきたところよ、フハハッ面白かったなぁアイツ全然
降参しなくてよー踏んづけて顔が血まみれになって鼻が折れてやっと降参したんだ
こりゃぁ傑作だあの血と涙が混ざってぐちゃぐちゃになってるあの顔…まあ、小僧も頑張れよ」
ヴァーグが話していると今度は第二試合に呼ばれた、ワーズが席を立ちヴァーグにこう言い残し去った。
「そうかじゃあ同じ勝負試合になったらよろしく。そうしたら街の一件を思い出させてやろう…」
「は、はぁ!?どういうこと……だ」
次の試合たしかBブロックアイツに違いないだろう。
「あ、やっぱりーワーズ次の相手は私だよ!」
やっぱりフェニックスか…これは強敵だな
なんせ僕と大体同等いやそれ以上の強さだからな、正直勝てる自信がない…
だがフェニックスと戦うのは本当に久しぶりだな
「よしこいフェニックス!」
「おっ、ワーズやけに自信満々だなぁ
君との勝負面白い戦いになりそうだよ!」
そして審判が始まりの掛け声を言う
「3 2 1スタートッ!!」
スタートの合図が出されフェニックスは剣を抜いた。そして早速僕に向かって走ってきた
あいつは完全に剣特化型だからな…剣の技術は一流だ…
フェニックスが剣を両手で掴み上に飛んだ
このまま当たってしまったら骨折じゃ済まないだろう、僕は横によた
〝ズドォォォンッ〟
地面を割る大きな音がするそして次の瞬間何もなかったかのように砂埃から飛び出してきた
「ほらまだまだだよ、ワーズ覚悟ッ!!
〝スノーフィールドスラッシュ〟」
「〝ウォントヴィーナス〟岩盤生成!」
フェニックスの一撃が入る前にアビリティで
岩盤を作り出した。だが岩盤はバキバキっという音を立て割れてしまった
「忘れてないよ、君の能力ものを生成できる能力でも弱点は一度に一つのものしか出せないんだよねッ」
またもやフェニックスの斬撃がくるまたもや
くる、フェニックスの言う通り生成できるのは一つづつだだか大きさや形は自由自在だ!
ダイヤモンド生成
〝ガキィンッ〟
「こ、これはなんだワーズの体がダイヤモンドで覆われている!?」
そうダイヤモンドを体に覆わせることで、
ダイヤモンドの鎧にすることができるだが全身を覆っているから動くことができない…
ふっフェニックスはまだ気づいていないようだな
〝ドキュゥン〟
「ぬっ後ろか!」
フェニックスの後ろにあったのは、ワーズのLevel 3の能力により操られていたライフルだった。
まだ完全に使いこなしているわけではないが
ライフルでも操ることができることがわかったそして引き金も引けたこの能力でいける
「やっぱり君のその戦闘技術はすごいね力や魔力が人並みずば抜けているわけでもないに
でも、もうずっとその中にいるつもり?ワーズ…しょうがないね〝炎壊一本打ち〟!!」
フェニックスはダイヤを思い切り剣で砕いた
だがその中にはワーズはいなかった。
フェニックスが下を見てみると一つの穴があった
「ほぅフェニックスそう言うことだね穴を開けたのか君の能力で土を操って穴を開けたってわけだ、だがそこの穴の中にいると言うことはわかっている」
フェニックスは思い切り地面に脚を思い切り蹴り高く飛んだそしてグッと剣を突き上げ
下に吹っ飛ばした。
「〝ミサイルソード〟!!」
〝ビュゥォォォォォッ〟
剣が思い切り吹っ飛ばされ剣と空気がぶつかり合う音が大きく響いた
〝ドゴォォッン〟
大きな音を立てて剣が地面に突き刺さる
地面は粉々に割れて瓦礫が飛んでいった。
だがフェニックスが下をみるとワーズは
どこにもいないかった。
「…どういうことまさか、もっと奥深くにいるの?!
「いいや、僕はここだよフェニックス…」
上空に飛んでいるフェニックスの後ろにはワーズがいた。
フェニックスはダイヤで地面を覆ったあと
穴を掘りステージの端まで地面の下で移動していた。
「で、でもなんでこんな上に君がいるんだ!?」
「そうだな僕のこの能力で風を操っているのさ
僕は君や佑月さんみたいな頭おかしい脚力もないし、浮遊魔法だって使えない…だがこの能力がある!」
ワーズの後ろからは二十本ほどのライフルを操っていてその銃口をフェニックスに向けた。
「面白いね…君のその銃と私の剣どちらが速いか…こいワーズ!!」
「いいだろうフェニックスやってやろうじゃないか」
しばらくの睨み合いであった観客たちは二人に目が釘付けであった。
そしてフェニックスが急に剣を鞘にスッしまい、ワーズも能力を止めライフルを下に落とした。
「さすがワーズ…降参だよこれは」
会場は盛り上がり勝負の決着がついた。
ワーズVSフェニックス、突然とフェニックスが降参を言い渡し、ワーズの勝利
「本当に君はすごいね、バカなことを考えたよ君の銃と私の剣の早さ比べなんて…」
「いいやあのままだったら僕も負けていたよ
フェニックスやっぱり君は強いよ!!
絶対次の試合も勝ってくる」
「い、いやそんな…強いだなんて、///
じゃあ私戻るから、頑張れワーズ!!」
そう言ってフェニックスは急いで行ってしまった。
本当に危なかったなさすがフェニックスだ
次の試合もかなり大変になるだろう…
そうすると隣を見ていると勝負がついている様子が見えた…
「マリーVSメービー…勝者は魔法使いのマリー!!」
「いやー本当に死ぬかと思いましたー(棒)」
アイツが言っていた通りこの試合で負け
ヴァーグを捕まえる準備をする、
とりあえずマリーとも戦う可能性ができたってことか、次の試合は多分アイツであろう…
「続いての試合はワーズVSヴァーグだぁー!」
やっぱりヴァーグ…ついに戦うのか街一つの住人を全員殺したというか…絶対に倒してやろう
つづく




