表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧魔法使いの断末魔  作者: かまぼこ太郎
魔法使いの断末魔
6/33

ファイルーズのトゥーズドア①-006

         六話


村を出て2日、イラアは草むらを歩いて行った。


「おいイラア、本当にこっちであってのんのかよー」


佑月がヘトヘトになりながらイラアに言った。


「佑月君のいうとおりだ。おかしいな、地図にはこのあと分かれ道があるのだけど…」


その時、向こうから身長180センチくらいの男がスタスタと歩いてきた。


「珍しいな。旅人か? イラア、あの人に聞こう」


そしてその男のところまで三人は歩いて行った。そして佑月が喋りかけた。


「おいそこのあんた、この先に別れ道はなかったかい?」


男は黒いフードをかぶっていて、顔はよくわからなかった。そしてその返事はなかった。


「…あー悪かったな、大丈夫だ」


その時、その男がイラアに指を指してこう言った。


「…お前、その眼帯はなぜしている?」


イラアはこの返事に答えられるわけがない。

五将眼のことがバレれば国王軍に捕まってしまうからだ。


「いや、これは一ものもらいだよ。ものもらい痛いんだよねー。あははは」


イラアはそう言い、誤魔化した。そうして男が言った。


「そうか…はははは」


その時、男の体から斧を持った手が出てきて、イラアは切りつけられてしまった。


「グハ…お前まさか」


男は不気味な笑みで答えた。


「あぁ、そう。私は国王軍の1人、真実の能力を持つファイルーズ。久しいなぁイラア」


「気おつけろ、2人とも! こいつはアビリティを持ってる。その名もトゥーズドア。嘘をついたものを、その体から出てきた斧で切りつける能力だッ」


2人は驚きながらも戦闘態勢をとった。イラアは自分の体を魔法で回復していた。


「自分は大丈夫。少し時間を稼いでくれ!」


← To Be Continued

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ