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魔法使いの断末魔  作者: かまぼこ太郎
魔法使いの殺伐
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ワンクラウンシップ①-024

魔法使いの殺伐

第二十四話ワンクラウンシップ①


もう一ヶ月前になるのかナズーク王国を出て僕たちは今森を歩いている。


「ワーズこの森いつになったら抜けられるのよ!」


「忘れたかマリー、世界一大きい地方だぞ

ほら地図見ろもう少しで抜けれる」


「やっぱり魔物がたくさんいるから街とかがはないね」


そうこの森は魔物の巣窟とも呼ばれていて人が住む環境ではないから村や街はない


「ほらさっきも襲ってきただろ?…イビルの群れがたくさんさぁ」


その時佑月さんが何かに気がついた


「む、お前ら止まれ…」


「な、何か気配がする」


二人も何か気配を感じているようだ僕には何もわからないが

佑月さんは剣を構え木の方を向いた


「その木の上誰かいるな?

バレバレだ…隠れてないで出てこい!」


僕は何も見えないがみんなは何かに気づいたらしい

木の上から影が佑月さんに向かって飛びかかってきた

その瞬間見えたナイフを持った一人の男であった


「出てきたか〝シャークガム〟!」


佑月さんは手を硬質化し相手の首を狙った

当て身をする気だろう

だが男はそのまま佑月さんが手を振る前に

体当たりをした


「うっ、はやっ!!」


佑月さんがよろけた瞬間〝ドゴォォッ〟

その男は佑月さんの顔面に一撃を入れた

そしてそのままドスンと音を立て倒れた…

だが男は驚いた様子でこちらを向いた


「…お、お前らワンクラウンシップの出場者か!」


男は訳もわからないことを急に話してきた


「いや、ちょっとあんた何言ってるのよ…

あと後ろ気をつけなさい」


「え?」


男の後ろには佑月さんが立っている


「ちょっ、ちょっと待ってくれ!!

これを見ろ」


男は胸から勲章のようなものを出した

鳥の紋章…何か見覚えのあるような気がする


「俺は〝魔法衛兵隊〟(まほうえいへいたい)

のものだ」


「そうだ思い出したぞその紋章魔法衛兵隊…

治安維持のために作られた魔法使いの集団!」


「魔法なんとかお前ら俺たちを狙ったんだよ」


「すまないバトルワンシップの出場者かと思っ

たんだ」


「なんだそれ?…俺たちはただの旅人だ」


佑月さんがそう答え、衛兵隊の男は答えた


「ワンクラウンシップ…この森を抜けた先に使われなくなった闘技場があるそこで

行われている大会だ」


「ワンクラウンシップ?…聞いたことないわ」


僕もマリーと同じだ全くそんな大会聞いたことがない


「この地方ではだいぶ有名な大会なんだ

トーナメント形式で戦いが最後に一人が残ったものが勝利」


「で、君はなんで私たちを襲ったの?」


フェニックスがそういうと衛兵隊はいった


「衛兵隊で最近指名手配リストに入った

〝ヴァーグ〟というものを探している」


あの衛兵隊の指名手配に載るってだいぶ凶悪犯のようだなまぁ僕たちにはそれがどうしたという感じだ


「ヴァーグは数ヶ月前ある街で一つの街の住人を殺して逃げ最近まで行方をくらましていたそして新しい目撃情報でヴァーグはワンクラウンシップに出場するということがわかった」


「じゃあなんでこんな森にいるんだよ」


佑月さんがいう、確かにそのまま捕まえてしまえばいいのに


「ずっと見張りをしていたんだ

俺もその大会に出場して捕まえるつもりだった…」


「だった?」


「予選で負けた…」


意外に弱かったようだだが衛兵隊に勝ってしまうなんてかなり強者揃いなんだな…


「大会に勝てば大きの賞金が手に入る

さらにヴァーグを捕まえるのに困難になる

どうにかしなければ」


マジか手伝ってやりたいけど凶魔王と殺人鬼

どっちを優先すべきなのはみんなわかってるはず


「んならよ俺らが手伝ってやるよなお前ら!」


「な、なんだって!?」


衛兵隊が驚いた様子で言った

おいー佑月さん何を言っているんだよこの人


「ま、しょうがないわね人が死んでも胸糞悪いだけだわ!衛兵隊さん協力するわ、マリー・ゼロウスよよろしく⭐︎」


「私はフェニックス・ホワイトよろしくね!」


二人までもか…衛兵隊は驚いた様子でいる


「な、あのゼロウス一族とホワイト一族!?

なんで王族たちが」


「旅みたいなもの気にしないでちょうだい」


はぁもうコイツらは…まぁこういうところが単純でいいやつというかしょうがない少し寄り道するか


「僕はワーズ・ゼロウス力を貸しましょう

衛兵隊さん」


「ありがとうみなさん私の名はビーセンよろしく」


はぁ僕たちはまた少し寄り道することになった、しょうがないなやってやるか

つづく

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