ナズーク王国の旅⑥-022
魔法使いの殺伐
第二十二話ナズーク王国の旅⑥
「だめだね…全然見つからない30分も街を回ったのに」
「フェニックスちゃん…佑月さんは?」
「わからないさっきすれ違ったけど…」
〝ドスンッ〟
佑月が二人の上から降ってきた
「うわっなんで上から佑月さんが?!」
「今城の上に登ってみてたら…森に向かってる
ラベールが見えたあの白いマントはぜったいあいつだ!」
「どういうこと…じゃあまさか狙いは」
なんだ全然マリーから連絡が来ない、
何をしてるんだ3人ともというかラベールが
見つからない
「ワーズどこにいるんだきてやったぞぉ!」
この声は佑月さんなんでここに?
「佑月さんですか?なぜここに」
「とりあえず降りてこいラベールは倒した」
なんだもう倒してしまったのかうまく
取り押さえられたってわけか
「わかった今降りる…」
〝ドキュゥン〟
「わけないだろラベール」
ワーズは弾丸を発射した
「おっと危ない…やはり変装魔法は使いづらいな」
こんなところに佑月さんがくるはずない
佑月さんには二人を守っておけと言ったからな
「数分後にはあいつらがくる魔力が徐々に
近づいてきている」
じゃあ数分時間稼ぎをすればいいだけだ
「じゃあ早速〝アイスファイア〟」
アイスファイア…オオシマさんがよく使っていた魔法だ、だが僕の能力の前では無効
〝スッ〟
「便利だなぁその消す能力、やはり近接戦のほうがいいようだ」
ラベールは僕に向かって走って魔法を無数の魔法を放ってきた
ワーズは壁のような岩盤を生成した
〝ズドッ〟〝ズドッ〟
「クソっ生成能力か」
岩盤ごときでは魔法を全て受け止めきれない
守れるとしても2成魔法くらいだ
「武器生成」
ラベールは槍を生成し、ワーズに向かって
突いてきた
〝スッ〟
危ないそうだ忘れてた僕は運動センスと
魔力が皆無なんだったどうすれば…
そしてラベールの槍をうまく交わしながら逃げていった
「フッそうやって逃げ回っていても無駄だぞ
〝バレットヒューマム〟」
〝ズルズルっ〟
なんだ足元から茨が這い上がってきたぞ
くそ
〝ドン〟
うっ体勢を崩してしまった
「おっと、ここで終わりのようだなワーズ」
そしてラベールは槍でワーズの脚を突き刺した
「グッやばい脚が…」
出血が結構やばい思い切り突き刺されてしまった
「これで逃げれないな…」
ラベールは縄のようなものを踏んでしまった
〝ドスッ〟〝ドスッ〟
上からは無数のナイフが落ちてきた。
「なになんだこれは…罠か?…くそ逃したか」
ぐっ危なかったここが佑月さんたちの発掘
縄張りでよかった動物とかの罠がそこら辺にたくさんある
だが安心してはいられないな足跡ががっつり残ってしまっている
「そうだ思いついたぞ!」
その頃ラベールは
「なんだここは発掘場か…」
ラベールはワーズの足跡を辿り一つの発掘場に辿り着いた。
「さてなんだこの大きな鏡は何かの策略か…
いやぁだがワーズこの鏡の反射で丸見えだぞその木に隠れているな?」
後ろには木そして木の上にはワーズがいた
「ほらワーズ撃ってこい………撃たないのか
撃たないのならこっちから行くぞ
〝ゼビロボ〟!」
〝ドゴォォッ〟
魔法がワーズに直撃した
「これで終わりかたいして強くはなかったな」
「…いやぁ月が雲に隠れていてよかった」
鏡にヒビが入ったそしてその鏡から一発の
弾丸が発射された。
「どういうことだ…」
「佑月さんにちょこっと聞いた話だが
ここの発掘場ではいろんな魔鉱石があるって聞いた」
そうワーズの手にしていたのは〝魔力吸収石〟を持っていたのだ、だが酷使すると
壊れてしまう
「まさか」
「今ならお前の魔法を吸収できる」
「グッこうなったらアコウカ!」
なに!?…上にいる鳥と位置を入れ替えたか…
「このまま王国に戻ればふふふッ」
だがラベールが浮遊しているともう一つの影が前に見えた。
「グッ魔法使いの娘か…」
「あなたどこ行くの?…まさか王国に戻るんじゃないでしょうね」
「そうだがなんだ…なんだあれはッ」
王国の方角を見てみるとそこにはバリアが張られていた
「大変だったのよあれ作るのま、これでチェックメイトってやつね⭐︎」
「グッ〝ゼビロボ〟!」
「落雷雷句」
〝ドゴロォッン〟
「ぐっぅぁ」
ラベールは森に落ちていった。
「なぁぁ〜!…落としちゃった探しに行かないと!」
「くっよかった危機一髪生き残ったよう…」
〝ドキュゥン〟
ラベールのの頭に弾丸が直撃した
「ちょうどここに落ちてきてくれるとは…」
〝ドサッ〟
「お前の野望もこれで終わりのようだな」
つづく




